ぼく‐そ【朴素】
[名・形動]かざりけがなく、自然のままであること。また、そのさま。素朴。「荷蘭の質実—なる画風其ものの」〈蘆花・自然と人生〉
ぼく‐ちょく【朴直/樸直】
[名・形動]かざりけがなく正直なこと。すなおで素朴なこと。また、そのさま。「—な青年」
ぼだいじゅのこかげで【菩提樹の木かげで】
《原題、(ドイツ)Unter der Linden》ワルター=フォン=デア=フォーゲルワイデによる詩。執筆年不詳。田園詩風の素朴な恋愛詩で、作者の代表作とされる。
ぼっか‐てき【牧歌的】
[形動]牧歌のように素朴で叙情的なさま。「—な風景」
ポトフ【(フランス)pot-au-feu】
《火に掛けた鍋の意》大きく切った肉や野菜に香草を加えて煮込んだ、フランスの素朴な家庭料理。
まんようしゅう【万葉集】
奈良時代の歌集。20巻。大伴家持(やかもち)が現存の形に近いものにまとめたとされる。成立年未詳。短歌・長歌・旋頭歌(せどうか)・仏足石歌・連歌の五体で、歌数4500余首。仁徳天皇の皇后磐姫(いわ...
まんよう‐ちょう【万葉調】
万葉集の歌の特色をなす調べ。一般的には、現実生活における素朴な感動、強い実感を率直に表現し、格調は雄健でおおらか。五七調を主とし、短歌では二句切れ・四句切れが多い。賀茂真淵(かものまぶち)は「ま...
ミゼリコルディア‐きょうかい【ミゼリコルディア教会】
《Igreja de Nossa Senhora da Misericórdia》ブラジル北東部、ペルナンブコ州の都市オリンダにある教会。旧市街の丘の上に位置する。17世紀半ばに建造。オランダと...
みん‐げい【民芸】
一般民衆の生活の中から生まれた、素朴で郷土色の強い実用的な工芸。民衆的工芸。大正末期、日常生活器具類に美的な価値を見出そうと、いわゆる民芸運動を興した柳宗悦(やなぎむねよし)の造語。「—調の家...
みん‐よう【民謡】
民衆の、労働・儀礼などの集団の場において自然に発生し、伝承されてきた歌謡。素朴な生活感情を反映し、地域性が強い。遊び歌・祝い歌・仕事歌・酒盛り歌・盆踊り歌などがある。広義には俗謡・新民謡なども含...