さこん‐の‐さくら【左近の桜】
紫宸殿(ししんでん)南階段下の東方に植えられた桜。朝儀の際、左近衛府の武官がこの南側に詰めたことからいう。南殿(なでん)の桜。御階(みはし)の桜。左近。→右近の橘(たちばな)
さこん‐の‐じん【左近の陣】
日華門内にあり、紫宸殿(ししんでん)の東向かいに位置する陣座。儀式の際、左近衛府の武官が詰めて警衛した。左近衛の陣。左仗(さじょう)。
ささげ【豇豆/大角豆】
1 マメ科の一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、蝶形で淡紫色の花が咲く。莢(さや)は細長く、弓なりに曲がる。種子や若い莢は食用。中央アフリカの原産。ささぎ。《季 秋》「—摘む籠を小脇に恵那夕...
ささやけ‐びと【細やけ人】
小柄な人。「宣旨の君は、—の、いと細やかにそびえて」〈紫式部日記〉
さし‐あぶら【差(し)油】
1 機械に油を差すこと。また、その油。 2 油皿に灯油をつぎ足すこと。また、その油。「ところどころの—ども」〈紫式部日記〉
さし‐よ・す【差し寄す】
[動サ下二]そばへ寄せる。「船ども—・せさせて御覧ず」〈紫式部日記〉
さっきん‐とう【殺菌灯】
放電によって生じる紫外線を照射して殺菌を行う低圧水銀灯。
さ‐つき【五月/皐月/早月】
1 陰暦5月のこと。《季 夏》「庭土に—の蠅の親しさよ/竜之介」 2 ツツジ科の常緑低木。関東以西の河岸の岩上などに自生。初夏、枝先に紅紫色の花をつける。観賞用で、数多くの園芸品種がある。さつき...
さと・ぶ【俚ぶ/里ぶ】
[動バ上二]《「ぶ」は接尾語》 1 俗なさまである。「高尚の題目を論ずるにいと—・びたる言語を以てするに」〈逍遥・小説神髄〉 2 田舎くさくなる。ひなびる。「筑紫を心にくく思ひなすに、みな見し人...
サニー‐レタス【sunny lettuce】
葉がちりめん状で結球せず、上部が赤紫色をしたレタス。