しじら‐おり【縬織(り)】
布面にしじらが出るように織った織物。徳島県産の阿波しじらなど。千々良(ちぢら)織り。
しず【倭文】
《上代は「しつ」》カジノキや麻などを赤や青の色に染め、縞や乱れ模様を織り出した日本古代の織物。綾布(あやぬの)。倭文布(しずぬの)。倭文織(しずお)り。しずり。しどり。「ちはやぶる神の社(やしろ...
しず‐はた【倭文機】
《上代は「しつはた」》倭文を織る機(はた)。また、その織物。「大君の御帯の—結びたれ」〈武烈紀・歌謡〉
しずり‐じんじゃ【倭文神社】
鳥取県東伯郡湯梨浜(ゆりはま)町にある神社。祭神は建葉槌命(たけはづちのみこと)ほか六神。織物・安産の神。伯耆(ほうき)国一の宮。
シティー‐パレス【City Palace】
インド北西部、ラジャスタン州の都市ジャイプールにある宮殿。1730年頃、ジャイプール藩王国のジャイ=シン2世により建造。赤みがかった砂岩が用いられ、ピンクシティーともよばれる旧市街の中心的な建物...
シナカンタン【Zinacantán】
メキシコ南東部、チアパス州の町。サンクリストバルデラスカサスの北西約10キロメートルに位置する。マヤ語系の先住民ツォツィル族が多く居住。美しい刺繍が施された伝統的な織物の産地として有名。
しな‐ちりめん【支那縮緬】
中国で産する絹織物。生糸を用いて平織りにし、織ったあとで仕上げたもの。浙江(せっこう)省湖州が主産地。中国では縐紗(すうしゃ)。
し‐ふ【紙布】
和紙を細く裁断し、よりをかけて作った紙糸で織った織物。縦糸・横糸ともに紙糸を使った「諸(もろ)紙布」のほか、縦糸に綿糸や絹糸、横糸に紙糸を使ったものもある。夏の着物地・帯地などに用いられた。宮城...
シフォン【(フランス)chiffon】
ごく薄い平織りの絹織物で精練を施さないもの。ブラウス、スカーフ、ベールなどに用いられる。絹モスリン。
シフォン‐ケーキ【chiffon cake】
小麦粉に卵・砂糖・サラダ油を混ぜて練り、型に入れて焼いた洋菓子。スポンジケーキの一種で、アメリカで生まれた。シフォン(薄い平織りの絹織物)のような軽くふんわりとした食感であるところからの名という。