たか‐ひも【高紐】
1 鎧(よろい)の後胴に続く肩上(わたがみ)の先端と前胴の胸板(むないた)をつなぐ、懸け外しの鞐(こはぜ)をつけた紐。近世は、相方が引き合うことから相引きの緒ともいう。 2 当世具足の引き合わせの緒。
たか‐むなさか【高胸坂】
上を向いて寝ている胸を坂にたとえていう語。「天若日子が朝床にい寝し—にあたりて死にき」〈記・上〉
た‐げり【田鳧/田計里】
チドリ科の鳥。全長32センチくらい。後頭部に長い冠羽があり、上面は金属光沢のある緑色で、胸が黒く、腹は白い。アジア・ヨーロッパに分布し、日本には主に冬鳥として田の刈り跡などに渡来。たどり。《季 冬》
たたみ‐こ・む【畳み込む】
[動マ五(四)] 1 折りたたんで中に入れる。「新聞にちらしを—・む」「テーブルの脚を内側に—・む」 2 心の中に深くとどめる。しっかり記憶する。「忠告を胸に—・む」 3 「畳み掛ける1」に同じ...
たた・む【畳む】
[動マ五(四)] 1 広げてある物を折り返して重ねる。折って小さくまとめる。「布団を—・む」「ハンカチを—・む」 2 広げたものを折るようにして閉じたり、すぼめたりする。「扇を—・む」「傘を—・...
たち‐さわ・ぐ【立(ち)騒ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「たちさわく」》 1 風・波などが立って激しい音をたてる。「波が—・ぐ」 2 ㋐ひどく騒ぐ。騒ぎたてる。「群衆が—・ぐ」 ㋑激しく動く。「胸が—・ぐ」
たち‐つづ・く【立ち続く】
[動カ四] 1 すぐあとに続く。連なる。「劣らず—・き給ひにける世々の覚え有様」〈源・若菜上〉 2 並んで立つ。立ち並ぶ。「棟に棟次第に—・き」〈浮・胸算用・三〉
[動カ下二]「たちつづける...
たて‐あげ【立挙】
《物の上端からさらにいちだん高く突き出た部分の意から》 1 鎧(よろい)の胴の上部の前後で、胸と背とをおおう部分。衡胴(かぶきどう)の上につく。 2 臑当(すねあ)ての上部で、膝頭をおおう部分。...
たて‐なお・る【立(て)直る】
[動ラ五(四)]直ってもとのようになる。たちなおる。「せっかく—・ろうとしている小さな胸に」〈藤村・夜明け前〉
たはつ‐がいしょう【多発外傷】
生命にかかわるような重い外傷が、頭部と胸部、腹部と手足など身体の複数部分に同時にみられる状態。