した‐ど【舌疾】
[形動ナリ]早口であるさま。くちばや。「例のいと—にて」〈源・常夏〉
した‐ど・し【舌疾し】
[形ク]早口である。「小賽(せうさい)小賽と祈(こ)ふ声ぞ、いと—・きや」〈源・常夏〉
した‐なが【舌長】
[名・形動ナリ]言葉が過ぎること。偉そうに物を言うこと。また、そのさま。「お口が広いといふも—な事」〈浮・織留・四〉
したなが‐あぶみ【舌長鐙】
足を置く部分である舌の長い鐙。⇔舌短鐙(したみじかあぶみ)。
した‐なが・し【舌長し】
[形ク]言い過ぎである。言い方が生意気である。「黙れさ。検非違使勝舟が麁相(そさう)とは—・し」〈浄・用明天王〉
した‐なめずり【舌舐めずり/舌嘗めずり】
[名](スル) 1 うまそうな飲食物を前にしたときなどに、舌を出して唇をなめ回すこと。「料理の記事を読んで思わず—する」 2 欲するものを熱心に待ち設けること。「—して獲物を待ち構える」
舌(した)の先(さき)
言葉の上だけ。口先。「—で言いくるめる」
舌(した)の剣(つるぎ)は命(いのち)を絶(た)つ
軽率な発言のために、自分の生命を失うことがある。言葉は慎むべきであるという教え。
した‐の‐ね【舌の根】
舌のねもと。舌のつけね。
舌(した)の根(ね)の乾(かわ)かぬうち
言葉を言い終わるか終わらないうち。前言に反したことを言ったりしたりしたときに、非難して用いる。「—に、もううそをつく」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「舌の根の乾かぬうちに...