まき‐あ・げる【巻(き)上げる/捲き上げる/巻(き)揚げる】
[動ガ下一][文]まきあ・ぐ[ガ下二] 1 巻いて上へあげる。「帆を—・げる」「釣り糸を—・げる」 2 くるくる舞うように上へあげる。「つむじ風がほこりを—・げる」 3 おどしたり、だましたりし...
まきぎぬ【巻絹】
謡曲。四番目物。金春以外の各流。都から熊野に巻き絹を運ぶ使者が、途中音無の天神で歌を手向けていて遅参すると、天神が巫女(みこ)に乗り移り、使者を許すように言って、神楽(かぐら)を舞う。
まぎ・れる【紛れる】
[動ラ下一][文]まぎ・る[ラ下二] 1 入りまじって区別がつかなくなる。また、はっきりしなくなる。「人込みに—・れて見失う」「勝負の行方が—・れてくる」 2 似通っていて見分けがつかなくなる。...
まく【幕】
[名] 1 布を縫い合わせるなどして作り、仕切りや隔て、また装飾として垂らしたりめぐらしたりするもの。「—を張る」「紅白の—」 2 劇場などで、舞台の前面に垂らし、舞台と客席とを仕切る布。「—...
まく‐あい【幕間】
演劇で、一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間。舞台に幕が下りている間。 [補説]「まくま」とは読まない。
まく‐うち【幕内】
1 《江戸時代、将軍の相撲上覧のときに上級の力士が幔幕(まんまく)の中に座を与えられたところから》相撲で、番付の第一段に名が記される前頭以上の力士。幕の内。 2 劇場で、舞台の幕より内側。劇場の...
まく‐ぎわ【幕際】
1 能舞台で、橋懸かりまたは鏡の間の揚げ幕に接する所。 2 芝居などで、幕が下りようとしている時。終演間際。
まく‐そと【幕外】
歌舞伎の演出で、幕が引かれたあと、その外側、主に花道で続けて演技を行うこと。
まく‐だまり【幕溜まり】
劇場で、開けた引き幕をためておく場所。舞台の上手(かみて)・下手(しもて)にある。
まく‐や【幕屋】
1 幕を張りめぐらした小屋。 2 能などの楽屋。幕で舞台と区切られている。