うち‐かえし【打(ち)返し】
[名] 1 古綿を打ち直すこと。また、その綿。「—の綿入れ」 2 劇場の舞台の背景の板を裏返して別の背景にすること。 3 建築で、左右または上下が対称なこと。うってがえし。
[副] 1 同じ...
うち‐かけ【打(ち)掛(け)/裲襠】
《他の衣類の上から打ち掛けて着るところから》 1 着流しの重ね小袖の上に羽織って着る小袖。近世の武家女性の礼服。公家の場合は掻取(かいどり)と呼んで用い、町家でも、時に拝領と称して式服に用いた。...
うち‐こみ【打(ち)込み】
1 たたいて中へ入れること。「杭(くい)の—」 2 物事に熱中すること。また、人にほれこむこと。「仕事への—はすさまじい」 3 剣道などで、相手に打ってかかること。柔道では、相手と組んで一方が続...
うち‐ごうし【内格子】
1 内側に引き上げて開ける格子。⇔外格子。 2 家の内側にある格子。⇔外格子。 3 江戸時代の歌舞伎劇場の桟敷の名。東西の2階桟敷の舞台寄り8間をいうことが多い。主として江戸歌舞伎でいった。
うちとけ‐わざ【打ち解け業】
隔てのない振る舞い。「様(さま)異(こと)に、さならぬ—もし給ひけり」〈源・末摘花〉
うち‐ぬき【打(ち)抜き】
[名] 1 打ち抜くこと。 2 金属板や厚紙などに型を当て、その型どおりに抜くこと。また、その道具。 3 芝居の大道具。樹木や障子など、物の形に作った張り物に絵を描き、舞台の背景などに用いる。...
うち‐みす【内御簾】
1 寝殿造りの母屋にかける御簾。 2 江戸時代の歌舞伎劇場の桟敷の名。東西の一階桟敷の舞台寄り8間で、簾(すだれ)が下げてあったのでいう。主に江戸歌舞伎でいった。→外御簾
うつくしきパースのむすめ【美しきパースの娘】
《原題、(フランス)La jolie fille de Perth》ビゼーのオペラ。全4幕。1866年初演。14世紀スコットランド王国の首都パースを舞台とする、スコットの同名の小説に基づく。
うつのみや‐そうどう【宇都宮騒動】
元和8年(1622)宇都宮城主本多正純(ほんだまさずみ)が、幕府の許可なく本丸の石垣を修築したことなどを理由に領地を没収された事件。徳川秀忠殺害を企てた宇都宮城内の釣り天井が発覚したためというう...
うつぼざる【靭猿】
狂言。大名が靫(うつぼ)の革にするため、猿引きに小猿を要求するが、小猿の無心なさまに心を打たれて許し、猿引きは礼に猿を舞わす。
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「花舞台霞の猿曳(さるひ...