よし‐な・い【由無い】
[形][文]よしな・し[ク] 1 そうするいわれがない。理由がない。「—・い言い分を繰り返す」 2 そのかいがない。つまらない。くだらない。「—・い長話」「—・い人に組みしたのが運のつきだと」〈...
よしのしずか【吉野静】
謡曲。三番目物。観阿弥作。義経記に取材。源義経の吉野落ちの際、静御前は佐藤忠信と図り、追っ手の衆徒たちの前で法楽の舞をまい、その間に義経一行を逃す。
よしのしゅういめいかのほまれ【吉野拾遺名歌誉】
依田学海、川尻宝岑の合作による歌舞伎の戯曲。活歴劇。明治19年(1886)発表。
よし‐ばみ【由ばみ】
上品ぶること。気どること。また、そうした振る舞い。「今様の—よりは、こよなう奥ゆかしうと」〈源・末摘花〉
よしばみ‐ごと【由ばみ事】
上品ぶった振る舞い。気どっていること。「えもいはぬ—しても」〈紫式部日記〉
よし‐ば・む【由ばむ】
[動マ四]わけありげに振る舞う。もったいぶる。よしめく。「月頃のつらさを恨みなどし給ひて—・み給へれど」〈宇津保・忠こそ〉
よしむら‐りゅう【吉村流】
日本舞踊の上方舞の流派の一。明治中期に吉村ふじが創始。繊細で軽妙な技法を特色とする。
よし‐め・く【由めく】
[動カ四]わけがありそうに振る舞う。また、由緒ありげに見える。よしばむ。「女君の御有様も世づかはしく—・きなどもあらぬを」〈源・末摘花〉
よしわら‐すずめ【吉原雀】
吉原の遊郭にしばしば出入りして、その内情に通じている人。
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「教草(おしえぐさ)吉原雀」。初世桜田治助作詞、富士田吉治・杵屋作十郎作曲。明和5年(1768)江戸市村座初...
よせ‐がき【寄(せ)書(き)】
[名](スル)多くの人が1枚の紙に文章や絵などを書くこと。また、その書いたもの。「卒業記念の—」「見舞いのカードに—する」