かいちょう‐ば【開帳場】
1 江戸時代、寺社の秘仏秘宝を公開していた場所。また、人が出てにぎわうところから、盛り場のこと。 2 歌舞伎などの大道具で、舞台上に設けられた斜面。山や坂道などに用いる。寺社の開帳で、階段のとこ...
かいちょう‐もの【開帳物】
1 寺社の開帳を当て込んで作った歌舞伎や人形浄瑠璃など。 2 開帳を当て込んで興行した見世物。からくり仕掛け・細工物など。
かい‐つくろい【掻い繕ひ】
そばで世話をする人。特に、五節(ごせち)の舞姫の付添役の女房など。かしずき。「—ふたり、童(わらは)よりほかには、すべて入るまじと戸をおさへて」〈枕・九二〉
かいどう‐くだり【海道下り】
1 昔、京都から東海道を通って東国に旅をしたこと。あずまくだり。 2 中世歌謡の一群。叙情的な歌の中に、東海道を京都から東国へ下る道中の地名・景物を詠み込んだもの。閑吟集などに所収。 3 狂言小...
かいどうまる【怪童丸/快童丸】
浄瑠璃・歌舞伎の山姥(やまんば)物に登場する子供の役名。坂田公時(金時)の幼名。金太郎。→金太郎
かいな【腕/肱】
[名]「うで」の古い言い方。肩からひじまでの部分。二の腕。また、肩から手首までの部分もいう。うで。
[接尾]助数詞。手を動かして舞うところから、舞の手を数えるのに用いる。「二—三—舞ひかけっ...
かいな‐さし【腕差し】
神前で舞楽を奏すること。あるいは、広く、舞をまうこと。「御—法楽しまいらせ給ひ候ひなば」〈義経記・六〉
かい‐まく【開幕】
[名](スル) 1 舞台の幕が開いて、芝居などが始まること。また、始めること。⇔閉幕。 2 時期がきて、ある物事が始まること。「国民体育大会が—した」「—戦」⇔閉幕。
かいまくベルははなやかに【開幕ベルは華やかに】
有吉佐和子による推理小説。昭和57年(1982)刊行。舞台女優への殺人予告に始まる事件と演劇業界の舞台裏を描く。
かいよう‐きしょうだい【海洋気象台】
気象庁にあった地方機関。函館・神戸・舞鶴・長崎に設置され、海上気象・海流・潮汐(ちょうせき)・水温などの観測、気象・海象予報などを行った。平成25年(2013)に改廃。 [補説]函館・神戸・長崎...