そうかい‐ぶね【双海船】
近世の捕鯨で使われた船。2艘で1帖の網を展開する。
そえつ‐どうしゅう【楚越同舟】
仲の悪い者どうしが同じ場所・境遇にあること。呉越同舟。
そお‐ぶね【赭船】
赤土で塗った船。「旅にしてもの恋しきに山下(やまもと)の赤(あけ)の—沖に漕ぐ見ゆ」〈万・二七〇〉
そほ‐ぶね【赭船】
⇒そおぶね
たかせ‐ぶね【高瀬舟】
川船の一。古代から中世にかけては小形で底が深く、近世になって大形で底が平たく浅くなった。 [補説]書名別項。→高瀬舟
たかせぶね【高瀬舟】
森鴎外の小説。大正5年(1916)発表。弟殺しの罪により、高瀬舟で島流しになる喜助の、知足の境地と安楽死の問題を描く。
たから‐ぶね【宝船】
縁起物の一。宝物・米俵・七福神などを乗せた船。また、それを描いた絵に「なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな」という回文歌(かいぶんうた)を書き、正月2日の夜、枕の下に敷...
たこ‐ぶね【蛸船】
アオイガイ科の頭足類。暖海域にみられる浮遊性のタコで、雌は産卵のために殻長9センチほどの舟形の殻をつくる。ふねだこ。
たすけ‐ぶね【助け船】
1 水上での遭難を救助するために出す船。救助船。 2 人が困っているときに助けるもの。助勢。「返答に詰まった友人に—を出す」
たたみ‐ぶね【畳み船】
近世、折りたたんで陸上を持ち運び、必要なときに組み立てて使った軍用船。