えぐり‐ぶね【刳り舟】
大木の幹をくりぬいてつくる舟。丸木船。くり船。
えど‐ぶね【江戸船】
関西・九州方面から江戸へ貨物を運んだ大きな船。江戸廻船。「—一艘(いっさう)、五人乗りの御座船、通ひ舟付けて売り申し候」〈浮・胸算用・一〉
え‐ぶね【家船】
《「えふね」とも》九州北西部、特に長崎県沿岸で、住居として一家族が船に乗り、漁業や行商をして生活していた漂泊漁民。
エルエヌジーせいさん‐せん【LNG生産船】
海底ガス田から採掘した天然ガスを、船上で液化天然ガス(LNG)にする設備をもつ船。
エルエヌジー‐せん【LNG船】
LNGを輸送する船。超低温で運ぶため、建造に高度の技術が要求される。LNGタンカー。
おお‐ぶね【大船】
《「おおふね」とも》大きな船。
おさふね【長船】
岡山県南東部にあった町。中世は名刀の産地で知られ、備前の政治・経済の中心地であった。平成16年(2004)11月に牛窓町、邑久(おく)町と合併して瀬戸内市となった。→瀬戸内
おさふね【長船】
姓氏の一。 [補説]「長船」姓の人物長船騏郎(おさふねきろう)長船長光(おさふねながみつ)
おしおくり‐ぶね【押し送り船】
帆をあまり使わず、数人で櫓(ろ)をこいで進める船。特に、とれた魚類を魚市場に運んでいた早船。
おちば‐ぶね【落ち葉船】
水面に浮かんでいる落ち葉を船に見立てていう語。「嵐漕ぎ行く—」〈浄・振袖始〉