かち‐と・る【勝(ち)取る】
[動ラ五(四)] 1 争いに勝って自分のものにする。「無罪判決を—・る」 2 努力して自分のものとする。「苦労して特許を—・る」
角(かど)が取(と)・れる
世慣れて性格が円満になる。人柄がまるくなる。「苦労をして—・れた」
鴨(かも)の水掻(みずか)き
《気楽そうに浮かんでいる鴨も、水面下では水かきを絶えず動かしているところから》人知れない苦労があることのたとえ。
かん‐けつ【汗血】
1 汗と血。また、血のような汗を流すこと。非常に苦労することのたとえ。 2 「汗血の馬」に同じ。
かんなん‐しんく【艱難辛苦】
人生でぶつかる困難や苦労。「—を乗り越えて成功する」
艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉(たま)にす
人間は苦労・困難を乗り越えることによってりっぱな人物になる。
かんば‐の‐ろう【汗馬の労】
《「史記」蕭相国世家から》 1 馬を走らせ、戦場で活躍した功績。戦功。 2 物事をうまくまとめるため駆け回る苦労。「—をいとわない」
き‐あつかい【気扱い】
気づかい。気苦労。「心配もなく、—も無く」〈二葉亭・浮雲〉
き‐さんじ【気散じ】
[名・形動] 1 心の憂さをまぎらすこと。また、そのさま。気ばらし。「近郊の遊覧地へ—な一日を暮しに行った」〈芥川・秋〉 2 気苦労のないこと。また、そのさま。気楽。のんき。「—な暢気(のんき)...
き‐しゅ【亀手】
亀の甲のように、ひびのきれた手。きんしゅ。「夏日は流汗し冬日は—して勤苦労働に役しつつある多数の貧乏人」〈河上肇・貧乏物語〉