したとり‐しゃくし【下取り杓子】
茶の湯で、炉の中をならすとき、灰を取るための杓子。
したとり‐ほうろく【下取り焙烙】
茶の湯で、炉の中をならすとき、火灰を取り入れる焙烙。
した‐び【下火】
1 火勢が衰えること。「山火事が—になる」 2 盛んだった物事の勢いがだんだん衰えてくること。「人気が—になる」 3 オーブンなどで下から当てる火。⇔上火(うわび)。 4 茶の湯で、三炭(さんた...
しの‐だな【志野棚】
香道具を置く棚の一。左側に地袋がある。志野流で用いられたことからの名。後に茶の湯でも使われるようになった。
しぶ‐くち【渋口】
皮肉。苦言。「—言ふも茶の湯者を聟(むこ)に持ちたる身の習ひ」〈浄・鑓の権三〉
しぼり‐ちゃきん【絞り茶巾】
茶の湯の点前(てまえ)で、冬の寒いときに、絞ったままで茶碗に仕組んで持ち出す茶巾。また、そのような点前の仕方。
しめし‐ばい【湿し灰】
茶の湯で、炉の炭点前(すみてまえ)のときに炉中にまく灰。濡れ灰・木灰を番茶で練り、湿り気を含んだ程度にまで乾かしたもの。
しゃく‐たて【杓立て】
茶の湯で、柄杓(ひしゃく)を立てる道具。柄杓立て。
しょく【卓】
《唐音》 1 仏前に置き、香華を供える机。茶の湯にも用いる。 2 食卓。
しょ‐ずみ【初炭】
茶の湯で、三炭(さんたん)の一。茶事の際に、亭主が行う最初の炭手前。風炉の季節には懐石のあと、炉の季節には客が初座入りし主客があいさつしたあとすぐに行う。