あい‐みるちゃ【藍海松茶】
染め色の名。茶色が濃く黒ずんで藍色がかったもの。
あお‐ちゃ【青茶】
1 一夜のあいだ灰汁(あく)に漬けたのち蒸し上げた下等な茶。 2 青みがかった茶色。
あか‐ちゃ【赤茶】
赤みを帯びた茶色。赤茶色。
あさ‐ちゃ【朝茶】
《「あさぢゃ」とも》 1 「朝の茶事」の略。 2 朝食として食べる茶がゆ。茶の子。 3 朝、特に朝食前に飲む茶。これを飲むと、その日の災害を免れ、福を得るといわれる。〈日葡〉
あさ‐ぶさ【朝普茶】
朝食前に食べる菓子の類。「二人の子供が—前、忘れず、必ず桑山(=薬ノ名)呑(の)ませて下され」〈浄・天の網島〉
あしくぼ‐ちゃ【足久保茶/蘆窪茶】
静岡市足久保付近で生産される香りのすぐれた茶。江戸幕府への献上品として有名。現在の本山(もとやま)茶。あしくぼ。
あべ‐ちゃ【安倍茶】
静岡県安倍川流域産の茶。
あま‐ちゃ【甘茶】
1 ヤマアジサイの変種。山地に生え、高さ約70センチ。夏、周囲に数個の装飾花をもつ花をつける。葉は乾かすと甘みが出るので飲用にする。こあまちゃ。あまくさ。 2 アマチャまたはアマチャヅルの葉を乾...
あまり‐ちゃ【余り茶】
茶筒に使い残した茶。また、茶碗に飲み残した茶。「—には福がある。呑んでお休みなされ」〈浄・盛衰記〉
あら‐ちゃ【荒茶】
摘みたての葉を蒸気で加熱し乾燥しただけで、まだ精製していない茶。