かい‐さん【開山】
[名](スル)《寺を山に建て、寺が山号で呼ばれたところから》 1 仏寺を初めて開くこと。また、開いた僧。開基。 2 一宗一派を初めて開いた僧。祖師。開祖。 3 ある物事の創始者。「達人は自ら法門...
かい‐し【懐紙】
1 畳んでふところに入れておく紙。臨時に書状や詩歌の料紙に用いたり、茶席で菓子を取り分けたり茶碗の縁などをふくのに用いたりする。ふところがみ。畳紙(たとうがみ)。 2 詩歌・連歌・俳諧を正式に記...
かい‐しょ【会所】
1 人の集会する所。また、そのための建物や部屋。「碁—」 2 中世、公家・武家・寺社の住宅に設けられた施設の一。室町時代に発達し、歌会・闘茶・月見などのための会合に用いられた。 3 江戸時代、種...
かい‐せき【会席】
1 多数の人が寄り集まる席。寄り合いの席。多く、連歌・俳諧や茶会などを行う席をいう。 2 「会席料理」の略。
かい‐せき【懐石】
《温石(おんじゃく)を懐(ふところ)に抱いて腹を温めるのと同じ程度に、腹中を温め一時の空腹をしのぐものの意》茶の湯の席で、茶をすすめる前に出す簡単な手料理。一汁三菜が一般的。茶懐石。懐石料理。
かいどう‐ゆづけ【街道湯漬(け)】
1 近世、街道筋で旅人に出した簡単な湯漬け。街道茶漬け。 2 通り一遍の形ばかりの御馳走。また、形式的で誠意のないこと。「—の義理一っぺんの御馳走は」〈洒・南閨雑話〉
かいらぎ【鰄/梅花皮】
1 サメ類の背の中央部分の皮。硬い粒状の梅花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いる。また、その皮で装飾された刀。さめかわ。 2 茶碗などの釉(うわぐすり)が焼成不十...
かえ‐ちゃわん【替(え)茶碗】
茶会で、客が多人数のとき、主茶碗(おもぢゃわん)にかえて用いる副の茶碗。正客には用いない。
かえ‐ぶた【替(え)蓋】
1 取り替えぶた。 2 茶の湯釜・水指・茶入れなどで、本体とは材質の異なった象牙・木地・漆塗りなどで作られたふた。⇔共蓋(ともぶた)。
かえる【蛙/蝦/蛤】
無尾目の両生類の総称。体は太短く、首のくびれがなく、目は上方に出て、口が大きい。前足に4本、後ろ足に5本の指と水かきをもつ。昆虫やミミズなどを舌で捕らえて食べる。声帯や鳴嚢(めいのう)をもち、鳴...