ありそ【荒磯】
《「あらいそ」の音変化》荒波の打ち寄せる、岩石の多い海岸。「み立たしの島の—を今見れば生ひざりし草生ひにけるかも」〈万・一八一〉
いそ‐ふり【磯触り/磯振り】
磯に打ち寄せる荒波。「—の寄する磯には年月をいつとも分かぬ雪のみぞ降る」〈土佐〉
うき‐に【浮(き)荷】
1 難破を防ぐために船から投げ捨てられたり、荒波でさらわれたりして、海上に漂流する貨物。 2 荷受人が決まらないうちに船積みして送り出した荷。
うき‐よ【浮(き)世/憂き世】
1 《もとは「憂き世」の意》仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。「—をはかなむ」「散ればこそいとど桜はめでたけれ—になにか久しかるべき」〈伊勢・八二〉 2 死...
きょうらん‐どとう【狂瀾怒濤】
怒り狂う荒波。転じて、物事の秩序がひどく乱れた状態をいう。
けや‐の‐おおと【芥屋大門】
福岡県糸島市、糸島半島の北西にある海食洞。玄界(げんかい)灘の荒波による浸食作用でできた。高さ約8メートル、幅2〜10メートル、奥行き90メートルの柱状節理の洞穴は大門とよばれ、玄海国定公園を代...
こう【荒】
[常用漢字] [音]コウ(クヮウ)(呉)(漢) [訓]あらい あれる あらす すさむ 〈コウ〉 1 土地があれはてる。「荒地・荒廃・荒野・荒涼」 2 作物が実らないこと。不作。ききん。「荒年/...
じょうせい‐だき【常清滝】
広島県北部、三次(みよし)市作木(さくぎ)町にある滝。江(ごう)川の支流作木川の支流の断崖にかかり、高さ126メートルの名瀑(めいばく)。滝は3段からなり、上から下に荒波の滝(36メートル)、白...
ななつ‐がま【七ツ釜】
佐賀県西北部、唐津市屋形石にある海食洞。玄界(げんかい)灘の荒波により玄武岩が浸食されてできた柱状節理・洞穴。七つある洞穴のうち最大のものは高さ3メートル、奥行き110メートル。「屋形石の七ツ釜...
のと‐こんごう【能登金剛】
石川県能登半島西部の海岸。羽咋(はくい)郡志賀(しか)町福浦(ふくら)から北方の関野鼻(せきのはな)まで、約30キロメートル続く景勝地をいう。日本海の荒波に浸食された奇岩や断崖が続き、能登半島国...