いうかた‐な・し【言ふ方無し】
[形ク]言葉に表しようがない。言いようがない。「雪風—・う降り暗がりて」〈かげろふ・下〉
言(い)うに言(い)われ◦ない
1 言葉でうまく言い表せない。「夕焼けの—◦ない美しさ」 2 言いたくても言うことができない。「—◦ない事情がある」
いうばかり‐な・し【言ふ許り無し】
[形ク]《古くは「いうはかりなし」》言葉で言い尽くせない。言いようがない。「木の皮、こけの衣をきて、—・きものから、ただの人に見えず」〈宇津保・吹上下〉
言(い)うべくもあら◦ず
言葉では言い尽くせない。「—◦ぬ綾織物に絵をかきて」〈竹取〉
イェヌーファ【(チェコ)Jenůfa】
ヤナーチェクのオペラ。全3幕。1894年から1903年にかけて作曲。1906年改訂。プライソバー原作の戯曲「彼女の養女」に基づく。モラビアの寒村を舞台に、主人公の女性イェヌーファをめぐる愛や嫉妬...
家柄(いえがら)より芋幹(いもがら)
《「家柄」と「芋幹」の「がら」で語調を合わせて》家柄の良さよりも、食用になる芋幹のほうがましである。勢力のない名ばかりの名家をあざけて言った言葉。
いえ‐の‐かぜ【家の風】
《「家風(かふう)」を訓読みにした語》その家に代々伝わる流儀。その家の伝統。いえかぜ。「—吹き伝へけるかひありて散る言の葉のめづらしきかな」〈山家集・中〉
いえ‐の‐こ【家の子】
1 武家社会で、主家に従属する一族および従者。 ㋐平安末期から鎌倉時代にかけて、次男以下の者や庶子などの血縁者で、名跡を継いだ惣領(そうりょう)の支配を受けた者。 ㋑(一般の)家臣・従僕。 2 ...
いおう‐びょう【萎黄病】
1 鉄欠乏性貧血の一。思春期の女子に多い。 2 植物の葉が黄白色になる病害。
いかだ‐なます【筏膾】
柳の葉を筏のように皿に並べ、その上に魚の細作りを盛ったもの。鮎(あゆ)のほか、鯉(こい)・鮒(ふな)・鱸(すずき)などを使う。