あげ‐じとみ【上げ蔀】
上部を蝶番(ちょうつがい)で留め、つり上げて開閉できるようにした蔀(しとみ)。
いた‐じとみ【板蔀】
格子をつけず、板だけを張った蔀。
こ‐じとみ【小蔀】
1 格子造りの小さな窓。 2 清涼殿の石灰(いしばい)の壇の壁の上方にある、格子造りの小さい窓。ここから天皇が殿上(てんじょう)の間(ま)を見た。
こ‐はじとみ【小半蔀】
小さい半蔀。
しとみ【蔀】
1 平安時代から住宅や社寺建築において使われた、格子を取り付けた板戸。上部に蝶番(ちょうつがい)をつけ、外または内側に水平に釣り上げて開ける。しとみど。 2 和船の舷側に立てて波しぶきや日光など...
たて‐じとみ【立て蔀/竪蔀】
細い木を縦横に組んだ格子の裏に板を張り、地上に立てて目隠しにするもの。
は‐じとみ【半蔀】
上半分を外側へ吊(つ)り上げるようにし、下半分をはめ込みとした蔀戸(しとみど)。 [補説]曲名別項。→半蔀
はじとみ【半蔀】
《「はしとみ」とも》謡曲。三番目物。内藤藤左衛門作。紫野(むらさきの)雲林院の僧が五条辺りを訪ねると、夕顔のからまる半蔀を押し上げて女が現れ、光源氏と夕顔の上のことなどを語る。
よこ‐しとみ【横蔀】
⇒廊下橋(ろうかばし)2