うわぎ【薺蒿】
ヨメナの古名。「妻もあらば摘みて食(た)げまし沙弥(さみ)の山野の上の—過ぎにけらずや」〈万・二二一〉
おはぎ【薺蒿】
ヨメナの古名。〈和名抄〉
なずな【薺】
アブラナ科の越年草。道端などに生え、高さ10〜40センチ。葉は羽状に裂けている。春、白い小さな4弁花を総状につけ、三味線の撥(ばち)のような形の実を結ぶ。春の七草(ななくさ)の一つで、若葉は食用...
薺(なずな)打(う)・つ
正月6日の晩から7日の暁にかけ、七草粥(ななくさがゆ)に入れる菜をまな板にのせ、囃子詞(はやしことば)を唱えながら、たたき刻む。七草打つ。薺はやす。《季 新年》「—・つ妻は醍醐(だいご)の里育ち...