きぼし‐まるとびむし【黄星丸跳虫】
マルトビムシ科の昆虫。体長約1.5ミリ。体は球形で、翅(はね)はない。背面は暗紫色に橙黄色の斑点が散在。ウリ・菜類の芽や幼根を食害する。じのみ。
きゅうかん‐ちゅう【吸管虫】
繊毛虫綱吸管虫目の原生動物の総称。淡水・海水に広く生息。細胞体に餌をとるためのとげ状の吸管を多数もつ。出芽と接合によって増殖。幼生には繊毛がある。
きゅう‐ちゅう【吸虫】
吸虫綱に属する扁形(へんけい)動物の総称。ふつう体の前端の口の周囲と腹部に吸盤をもち、肛門(こうもん)はない。魚・カエル・鳥・獣に寄生する多くの種が含まれ、肝蛭(かんてつ)・肝吸虫・肺吸虫・日本...
きょうせいちゅう【共生虫】
村上竜の小説。引きこもりの青年が、自分に宿る共生虫の生贄(いけにえ)を求めて街に出る。平成12年(2000)刊行。同年、第36回谷崎潤一郎賞受賞。
きん‐かめむし【金椿象/金亀虫】
カメムシ科キンカメムシ亜科の昆虫の総称。熱帯を中心に広く分布し、緑・赤・紫などの金属光沢のある色をしたものが多い。植物の汁を吸う。
ぎぼし‐むし【擬宝珠虫】
腸鰓(ちょうさい)類の半索動物の総称。浅海などの砂泥地に潜ってすむ。体は細長いひも状で柔軟、前端に擬宝珠形の吻(ふん)をもつ。ヨードホルムのようなにおいを出す。
ぎょう‐ちゅう【蟯虫】
線虫綱蟯虫科の袋形動物。体は糸状で、体長約1センチ。雄のほうが小さい。人間の盲腸などに寄生。雌は夜間に肛門からはい出して周辺に卵を産みつける。肛門周辺部の不快なかゆみがあり、虫卵は経口的に摂取される。
じょう‐ちゅう【蟯虫】
⇒ぎょうちゅう(蟯虫)
くさぎ‐の‐むし【臭木の虫】
コウモリガ・カミキリムシなどの幼虫。クサギの枝や幹に穴をあけ、木質を食べて成長する。子供の疳(かん)の薬に用いた。常山虫(じょうざんちゅう)。《季 夏》
くそ‐むし【糞虫】
糞(ふん)に集まる食糞性の昆虫。ダイコクコガネ・マグソコガネ・タマオシコガネなど。ふんちゅう。