むし‐くい【虫食い/虫喰い】
1 虫が食うこと。また、そのあと。「—の古本」「—の葉」 2 陶磁器の縁に表れた釉(うわぐすり)の小さな剝落(はくらく)のあと。虫が食ったあとに似る。釉が素地(きじ)によく付着していないとできる...
むし‐くだし【虫下し】
内服して、回虫などの寄生虫を体外へ出す薬。駆虫薬。駆虫剤。
むし‐くよう【虫供養】
10月10日ごろに、農作のために殺した虫の霊を慰めるための供養。
むし‐け【虫気】
1 子供が寄生虫などによって腹痛・ひきつけ・かんしゃくなどを起こすこと。 2 痛みを伴う腹の病気。腹の中にすむ三尸(さんし)の虫によって起こると考えられた。「雨にうたれて、持病の—などが起りやし...
むし‐けら【虫螻】
虫類を卑しめていう語。また、小さくて取るに足りないものの意で、人をも卑しめていう。「—同然に扱われる」
むし‐こ【虫籠】
1 虫かご。《季 秋》「乾きたる—の草やあら無沙汰/召波」 2 「虫籠窓(むしこまど)」の略。「源右衛門—より手を出だし」〈浄・堀川波鼓〉
むしこ‐ごうし【虫籠格子】
虫かごのように目の細かい格子。
むし‐こぶ【虫瘤】
⇒虫癭(ちゅうえい)
むしこ‐まど【虫籠窓】
虫籠格子を入れた窓。
むし‐こんちゅう【無翅昆虫】
無翅亜綱の昆虫の総称。本質的に翅(はね)をもたず、原始的で、無変態。トビムシ・カマアシムシ・シミなどが含まれる。無翅類。⇔有翅昆虫。