頂(いただ)く物(もの)は夏(なつ)も小袖(こそで)
《小袖は絹の綿入れのことで、夏には不用のもの》もらえる物なら役に立たない物でももらう。欲深いたとえ。夏も小袖。
いも‐が‐そで【妹が袖】
[枕]妹(いも)の袖を巻く意から、「巻来(まきき)」にかかる。「—巻来の山の朝露に」〈万・二一八七〉
いろ‐とめそで【色留袖】
着物の地色を黒以外の色にした留袖。→留袖
うち‐そで【内袖】
1 和服の、前身頃(まえみごろ)の側の袖。前袖。⇔外袖。 2 洋服で、二枚の布でつくる二枚袖の場合の内側になる部分。⇔外袖。
うら‐そで【裏袖】
袷(あわせ)・綿入れなど、裏地つき衣服の袖の内側のもの。⇔表袖(おもてそで)。
おお‐そで【大袖】
1 宮中で、礼服(らいふく)着用の際、小袖の上に着た表衣(うわぎ)。袖口が広く、たもとが長い。 2 中世の鎧(よろい)付属の袖。幅が広く大きく、鎧の肩から垂らして、盾の代用となる。大袖の鎧。 3...
おお‐ふりそで【大振袖】
着たときに袂(たもと)が裾と同じくらいの長さになるように仕立てた着物。若い女性が着る晴れ着。
おく‐そで【奥袖】
袍(ほう)・狩衣(かりぎぬ)・直垂(ひたたれ)などの袖で、袖つけのほうの部分。
おもて‐そで【表袖】
袷(あわせ)など、袖口が2枚に見えるように仕立てた袖の表側。⇔裏袖。
かきえ‐こそで【書(き)絵小袖】
模様を墨絵の肉筆でかいた、ぜいたくな小袖。元禄(1688〜1704)のころから流行した。