ネスラー‐しやく【ネスラー試薬】
アンモニアおよびアンモニウム塩の検出用の試薬。沃化(ようか)カリウム・沃化水銀を含む水溶液。微量のアンモニアで黄褐色を示す。ドイツの化学者ネスラー(J.Nessler)が発明。
ねず【杜松】
ヒノキ科の常緑樹。山地の日当たりのよい斜面に生え、高さ約15メートルになる。樹皮は灰色がかった赤褐色で、葉は針状に堅くとがり、3枚ずつつく。雌雄異株で、4月ごろ雄花や雌花がつく。実は球形で熟すと...
ねずみ【鼠】
1 齧歯(げっし)目ネズミ科の哺乳類の総称。一般に小形で、体毛は灰色・黒褐色で尾は細長い。犬歯はなく、一対の門歯が発達し一生伸び続ける。繁殖力は旺盛だが、寿命は短い。農作物・貯蔵穀物などに甚大な...
ねなし‐かずら【根無葛】
ヒルガオ科の一年生の寄生植物。山野にみられる。茎は黄褐色、針金状の蔓(つる)で、他の植物にからみつき寄生根の吸盤から養分を吸収する。葉は鱗片(りんぺん)状。夏、白い小花を穂状につける。種子は黒褐...
の‐がん【野雁/鴇】
ツル目ノガン科の鳥。全長約1メートル。首は灰色、背は黒斑のある黄褐色、腹は白い。繁殖期の雄は、のどの両側にひげのような飾り羽がある。ユーラシア大陸に分布。
のぐち‐げら【野口啄木鳥】
キツツキ科の鳥。全長約30センチ。全体に赤っぽい褐色で、雄は頭上が赤色。沖縄本島北部の森林にのみ生息し、数も少なく絶滅に瀕している。特別天然記念物。
のこぎり‐かみきり【鋸天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体は赤褐色または黒褐色で鈍い光沢があり、雄の触角は鋸状。夜行性で灯火に集まる。幼虫は杉・ヒノキなどの倒木に食い入る。
のこぎり‐くわがた【鋸鍬形】
クワガタムシ科の甲虫。体長は雄で約3〜7センチ。体は黒褐色または赤褐色で、成長した雄のあごは角状に長く伸び、内側に鋸歯(きょし)をもつ。北海道から九州にかけて、また朝鮮半島などに分布。
のこぎり‐ざめ【鋸鮫】
ツノザメ目ノコギリザメ科の海水魚。全長約1.5メートル。吻(ふん)は長く伸び、その両側に鋭いとげが並んで鋸状をし、中央部付近に一対のひげがある。体色は黄褐色で腹面は淡い。吻で魚を殺し、また海底を...
の‐ごま【野駒】
ヒタキ科ノゴマ属の鳥。全長16センチぐらいで、全体に緑褐色。雄はのどが赤いので、日の丸・のど赤ともよばれる。北海道に夏鳥として渡来し、繁殖する。