はい‐ねず【這杜松】
ヒノキ科の常緑低木。海岸に自生し、幹は枝分かれして砂上を這い、四方に広がる。雌雄異株。4、5月ごろ花をつけ、雌花は緑色、雄花は黄褐色。実は球形で、紫黒色に熟す。
はい‐まつ【這松】
マツ科の常緑低木。本州中部以北の高山に自生。幹は地を這って四方に広がるが、直立することもある。樹皮は黒褐色。葉は針状で5枚ずつ束生。6月ごろ、雄花と雌花とをつけ、小さな球果を結ぶ。
はえ【蠅】
双翅(そうし)目イエバエ科および近縁の科の昆虫の総称。体長約1センチ。翅(はね)は、後ろ翅が退化して棒状となっているため、一対。体は黒色・褐色で、頭部に大きな複眼と3個の単眼があり、触角は短い。...
はえとり‐ぐも【蠅取蜘蛛】
ハエトリグモ科のクモの総称。体長約1センチ。体は平たく、中央の二眼が大きく、歩脚は太くて短い。体表は銀白色や黒褐色の毛で覆われる。人家の壁やガラス窓などを歩き回り、ハエなどを捕らえる。《季 夏》
はくしょく‐しぼうそしき【白色脂肪組織】
脂肪細胞の種類の一。中性脂肪を貯蔵する働きをもつ。体内の脂肪細胞のほとんどは白色脂肪組織で、皮下や内臓の周囲に大量に存在する。単胞性脂肪細胞。白色脂肪細胞。→褐色脂肪組織
はくしょく‐ふきゅうきん【白色腐朽菌】
木材腐朽菌の一種。木材に含まれるリグニンを選択的に分解する能力をもつ。特殊な酵素により、リグニンを低分子化する。名称は木材の褐色成分であるリグニンを分解し、白く変色することに由来する。シイタケ、...
はくとう‐わし【白頭鷲】
タカ科の鳥。全長約90センチ。体は褐色で、頭部と尾が白い。北アメリカに分布し、海岸・湖沼・広い川の付近にすみ、魚を主食とする。米国の国鳥。
はく‐びしん【白鼻心】
ジャコウネコ科の哺乳類。猫大で、尾が長く、四肢は短い。体は褐色で、額から鼻すじを通る白帯がある。夜行性で、ネズミ・昆虫・木の実などを食べる。東南アジアに分布。日本でも本州中部以北と四国でみられる...
は‐ぐも【葉蜘蛛】
ハグモ科のクモ。体長3ミリほどで、腹部に灰褐色の斑点がある。葉の上に白い天幕状の巣を作る。本州以南に分布。
はこね‐さんしょううお【箱根山椒魚】
サンショウウオ科の両生類。山地の渓流にすみ、全長12〜19センチ。尾が長く、目は突出している。背面は暗褐色で、中央に幅広い朱色の縦帯が走るが、変異が多い。肺を欠き、皮膚呼吸をする。5、6月ごろ産...