大家(おおや)と言(い)えば親(おや)も同然(どうぜん)店子(たなこ)と言(い)えば子(こ)も同然(どうぜん)
家主と借家人とは実の親子と同然の間柄である。江戸時代、借家人には公的な権利・義務がなく、家主がその保証・責任を負ったところからいう。
おお‐ゆび【大指】
手足の、親指。「餅椀に、—の爪浸しに盛りて」〈仮・仁勢物語・上〉
お‐かあ【御母】
《「おかあさん」の略》子供が母親を親しんで呼ぶ語。また、夫が妻を呼ぶ語。
お‐かあ‐さん【御母さん】
1 子供が自分の母親を呼ぶ語。また、子供にとって母親のこと。もとは江戸末期、京坂地方の中流以上の家庭で使われていた。江戸の庶民は「おっかさん」「おっかあ」などと呼んでいたが、「おとうさん」ととも...
お‐かいこ【御蚕】
1 蚕を親しみをこめて丁寧にいう語。 2 絹織物。また、絹の着物。「この乞食(こじき)は—を着てゐる」〈浄・博多小女郎〉
おかげ‐さま【御蔭様】
1 (多く「おかげさまで」の形で)他人から受けた助力や親切に対して感謝の意をこめていう語。「—で息子も卒業できました」 2 「おかげ1」をさらに敬っていう語。「すべて神様の—と感謝する」
おかざき【岡崎】
婚礼のときの嫁のかぶりもの。約6センチ幅の白布を菱形(ひしがた)に畳み、それを広げてかぶる。葬列につく近親の婦人も用いる。岡崎帽子。 [補説]地名・作品名別項。→岡崎
お‐かしら【御頭】
頭領や親分の敬称。→頭(かしら)4
おか‐はるお【岡晴夫】
[1916〜1970]歌手。千葉の生まれ。本名、佐々木辰夫。鼻にかかった甘い歌声で人気を博し、デビューの昭和14年(1939)から昭和20年代にかけて活躍。「オカッパル」の愛称で親しまれた。ヒッ...
お‐かぶ【御株】
その人の得意とするわざ。また、特有の癖。「—を取る」「又母親の—が始まったのだと思った」〈秋声・足迹〉