エンケ‐の‐くうげき【エンケの空隙】
土星の環にみられる隙間。幅約325キロでカッシーニの空隙の次に大きい。米国の天文学者キーラーが発見し、土星の環の詳細な観測を行ったドイツの天文学者エンケの名を付けた。衛星パンの軌道がこの空隙にあ...
エンゼル‐エコー【angel echo】
気象観測や航空管制のレーダーで、雨や風以外の、大気の屈折率の変化によって生じるエコー。そのほか、鳥や昆虫、軍用機から射出されたチャフが原因となる場合がある。
エー‐エム‐エス【AMS】
《alpha magnetic spectrometer》国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された宇宙線検出器。複数の検出器や計測器で構成され、宇宙線として飛来する素粒子の質量、エネルギー、電...
エー‐ユー‐ブイ【AUV】
《autonomous underwater vehicle》人が搭乗せず、水中を自律的に航行する無人潜水艇。あらかじめ設定されたルートを航行して、水中での観測・調査・情報収集などの所定の作業を...
おうしゅう【奥州】
岩手県南部にある市。中心の水沢地区は、江戸時代は伊達氏支藩の支配地で、幕末に高野長英・箕作省吾(みつくりしょうご)などが輩出。胆沢(いさわ)城趾・日高神社・国立天文台水沢観測所(旧水沢緯度観測所...
オウムアムア【‘Oumuamua】
《ハワイ語で「最初の使者」の意》2017年、ハワイ大学のマウイ島の天文台で発見された太陽系外から飛来した観測史上初の恒星間天体。長さが400メートル以上ある極端に細長い葉巻型で、岩石質または金属...
おおすみ
昭和45年(1970)2月に打ち上げられた日本初の人工衛星。東京大学宇宙航空研究所(後の宇宙科学研究所、現JAXA(ジャクサ))が開発。名称は鹿児島宇宙空間観測所の打ち上げ基地が大隅半島にあった...
おおぞら
昭和59年(1984)2月に打ち上げられた科学衛星EXOS-C(エクソスシー)の愛称。宇宙科学研究所(現JAXA(ジャクサ))が開発。1982年から1985年にかけて実施された中層大気に関する国...
オゴ【OGO】
《Orbiting Geophysical Observatory》地球物理観測衛星。NASAにより1964年から1969年まで投入された六つの衛星。大気圏、磁気圏、地球月面間空間の研究に当てられた。
おしひき‐ぶんぷ【押(し)引(き)分布】
地震計に記録された初動が、震源から外側に向かう動きを押し、震源へ向かう動きを引きとよび、地図上に観測点の押し・引きの分布を記入したもの。これにより震源での断層運動が推定できる。