むな‐ごと【空言/虚言】
《古くは「むなこと」》ほんとうでない言葉。うそ。そらごと。「浅茅原(あさぢはら)小野に標(しめ)結ひ—をいかなりと言ひて君をし待たむ」〈万・二四六六〉
めい‐げん【名言】
事柄の本質をうまくとらえた言葉。「けだし—である」「—を吐く」
めい‐げん【明言】
[名](スル)はっきり言いきること。言明。「—を避ける」「偽りのないことを—する」
めい‐げん【迷言】
《「名言」をもじった語》もっともらしく見えるが、意味の分からない語句。
め‐ごと【目言】
《古くは「めこと」とも》 1 目で合図すること。〈和英語林集成〉 2 目で見て、口で言うこと。会って直接話すこと。「海山も隔たらなくになにしかも—をだにもここだ乏(とも)しき」〈万・六八九〉
めんじゅう‐こうげん【面従後言】
その人の面前では従うように見せかけて、あとであれこれあげつらうこと。
ぼう‐げん【妄言】
⇒もうげん(妄言)
もう‐げん【妄言】
1 根拠もなくみだりに言う言葉。でまかせの言葉。ぼうげん。「—を吐く」 2 自分の述べた言葉をへりくだっていう語。ぼうげん。「—多謝」
もうし‐ごと【申(し)事/申(し)言】
申し上げること。言い立てること。また、その言葉。
もん‐ごん【文言】
文章中の語句。文句。また、言葉。「手紙の—」