一葉(いちよう)落(お)ちて天下(てんか)の秋(あき)を知(し)る
《「淮南子(えなんじ)」説山訓の「一葉の落つるを見て、歳のまさに暮れなんとするを知る」から》落葉が早い青桐(あおぎり)の葉が1枚落ちるのを見て、秋の来たことを知る。わずかな前触れから将来の大きな...
一饋(いっき)に十度(とたび)立(た)つ
《夏(か)の禹(う)王が賢者を迎えるために、食事の間に10回も席を立ったという「淮南子(えなんじ)」氾論訓の故事から》政治に熱心なこと。一饋に十起(じっき)。
いっさい‐てん【一斎点】
江戸後期に佐藤一斎が施した経書の訓点。宋の学者の注によった漢文訓読法で、それ以前の訓点よりも原文に忠実で、簡潔といわれる。
いつ【溢】
[人名用漢字] [音]イツ(漢) [訓]あふれる 1 満ちあふれる。あふれ出る。「溢水・溢流/横溢・充溢・脳溢血」 2 程度が過ぎる。「溢美」 [名のり]みつ
いつ【逸】
[常用漢字] [音]イツ(漢) イチ(呉) [訓]それる はやる 1 ある場所からさっと抜け去る。「逸出・逸走/後逸」 2 横にそれて逃れる。抜けて見えなくなる。「逸脱/散逸」 3 世間に知られ...
いつつ‐の‐おしえ【五つの教え】
《「五教」を訓読みにした語》儒教で、人間として守るべき仁・義・礼・智(ち)・信の五つの徳目。五つの道。五常。
いつつ‐の‐くるま【五つの車】
「五車(ごしゃ)」を訓読みにした語。
いつつ‐の‐さわり【五つの障り】
「五障(ごしょう)」を訓読みにした語。
いつつ‐の‐にごり【五つの濁り】
「五濁(ごじょく)」を訓読みにした語。「—深き世になどて生まれ給ひけむ」〈源・蓬生〉
いぬ‐ぶえ【犬笛】
1 犬などの動物の訓練に用いられる笛。人間の可聴音よりも高い周波数の音を出し、目的の動物だけに聞かせることができる。 2 (比喩的に)政治家が、特定の支持層だけに分かる言い回しを用いて、思考や行...