こう‐えん【公宴】
昔、宮中で行われた詩歌・管弦の会や宴。
こう‐ぎん【口吟】
[名](スル)詩歌などを口ずさむこと。「独り歩み黙思—し」〈独歩・武蔵野〉
こう‐ぎん【高吟】
[名](スル) 1 声を張り上げて詩歌をうたうこと。「佳句を—する」「放歌—」 2 他人の作った詩歌を敬っていう語。玉詠。
こう‐ごう【口号】
[名](スル)詩歌などを口ずさむこと。また、即興の詩。「雨を冒して舵楼に上り、小詩を—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こう‐し【好士】
1 すぐれた人。りっぱな人物。「一人の—より三人の愚者」〈毛吹草・二〉 2 風流を解する人。詩歌の道に通じている人。「万葉の様を存ぜざらん—は、無下のこととぞ覚え侍る」〈毎月抄〉
こう‐しゅう【後集】
前に出した詩歌集や文集などに対して、それに漏れたものやその後の作品などをあとから選び足したもの。「菅家—」⇔前集。
こう‐しょう【口誦】
[名](スル)口ずさむこと。詩歌・文章などを声に出して読むこと。
こう‐じ【講師】
1 (カウ‐) 宮中の歌会、歌合(うたあわせ)、漢詩の会などで、詩歌を詠み上げる役。 2 (コウ‐) ㋐平安時代、諸国の国分寺に置かれた上座の僧官。僧尼をつかさどり、経論を講説した。 ㋑維摩会(...
こう‐せき【講席】
1 講義が行われる場所。講義の席。 2 詩歌を披露する席。
こうぜい‐がみ【行成紙】
藤原行成筆の歌書の料紙に似せてつくった紙。薄い鳥の子紙を薄黄色・萌葱(もえぎ)などに染め、雲母(うんも)で細紋を型置きしたもの。江戸時代に流行し、詩歌の料紙、本の表紙などに使われた。