さん‐ろん【三論】
1 三論宗がよりどころとする3種の経典。竜樹の「中論」「十二門論」、およびその弟子提婆(だいば)の「百論」。 2 「三論宗」の略。
さん‐ろん【山論】
山野の境界・利用をめぐる村落間の争論。江戸時代に頻発し、耕地開発の進展による、山野を供給源とする刈り敷き・秣(まぐさ)などの肥料の不足から生じる場合が多い。やまろん。
やま‐ろん【山論】
⇒さんろん(山論)
座上(ざじょう)の空論(くうろん)
座っていて考えた、実際の役に立たない議論。机上の空論。
ざ‐ろん【座論】
座して議論すること。座上の論議。また、実行を伴わない口先だけの議論。
シェークスピアげきじんぶつろん【シェークスピア劇人物論】
《原題The Characters of Shakespeare's Plays》ハズリットによる評論。1817年刊。
しかしちろん【紫家七論】
江戸中期の評論書。1巻。安藤為章著。元禄16年(1703)成立。紫式部と源氏物語についての評論7編を収録。
ししょうせつさっかろん【私小説作家論】
山本健吉の評論集。昭和18年(1943)刊行。
しし‐ろん【猪論/鹿論】
狩猟でしとめた獲物についての論争。「狩場は—あるものぞ。朋輩達と口論すな」〈浄・五人兄弟〉
しぜん‐しんろん【自然神論】
⇒理神論(りしんろん)