あま‐ぐり【甘栗】
1 栗の実を熱した小石の中に入れ、糖液を加えて蒸し焼きにしたもの。中国産の小粒の栗を用いる。 2 平安時代、新任の大臣の大饗(たいきょう)のとき、天皇から賜る搗(か)ち栗。
あまぐり‐の‐つかい【甘栗の使】
平安時代、大臣の大饗(たいきょう)のとき、甘栗2を賜るための勅使。六位の蔵人(くろうど)が務めた。
うけ‐たまわ・る【承る】
[動ラ五(四)]《上位者から命令などを「受け」「いただく」の意の「受け賜る」から》 1 「受ける」の謙譲語。謹んで受ける。お受けする。「大役を—・る」 2 「聞く」の謙譲語。謹んで聞く。拝聴する...
うち‐くら【内蔵】
《「うちぐら」とも》 1 三蔵(さんぞう)の一。古代、朝廷の官物を収納した倉庫。うちつくら。うちのくら。 2 母屋と軒続きに建ててある蔵。家の内部から出入りする。→庭蔵 3 金持ち。「客の中での...
えつ【謁】
1 貴人や目上の人に会うこと。お目通り。「—を賜る」 2 名刺。「—を通じ、おおやけの紹介状を出だして」〈鴎外・舞姫〉
おそれ‐おお・い【恐れ多い/畏れ多い】
[形][文]おそれおほ・し[ク] 1 貴人や尊敬する人などに対して、失礼になるので申し訳ない。「—・いことですが一言申し上げます」 2 わが身にはありがたく、もったいない。「—・くも国王からお言...
おん‐い【蔭位】
《父祖のお蔭(かげ)で賜る位の意》律令制で、親王以下五位以上の者の子と、三位以上の者の孫とが、21歳になると自動的に従五位下から従八位下の位階を授けられること。また、その位階。いんい。
おん‐し【恩賜】
天皇・君主から物を賜ること。また、その賜り物。「—のたばこ」
かがふ・る【被る】
[動ラ四] 1 かぶる。「麻衾(あさぶすま)引き—・り」〈万・八九二〉 2 上の人からの仰せ言などを受ける。賜る。「天皇の敦(あつ)きめぐみを—・りて」〈記・下〉
かしこく‐も【畏くも】
[副]申すも恐れ多いことに。おそれおおくも。もったいなくも。「—御見舞いを賜る」