足元(あしもと)にも及(およ)ば◦ない
相手がすぐれていて、比べものにならない。足元へも寄りつけない。「語学力では—◦ない」
足元(あしもと)の明(あか)るい中(うち)
《日が暮れて足元が見えなくならないうち、の意から》自分が不利な状態にならないうち。「—に手を引きなさい」
足元(あしもと)へも寄(よ)り付(つ)け◦ない
「足元にも及ばない」に同じ。「あの人の頭のよさには私なんか—◦ない」
足元(あしもと)を◦見(み)る
相手の弱みにつけこむ。「—◦見られて高い値をつけられる」
あし‐やすめ【足休め】
[名](スル)疲れた足を休めること。「少し—して、また登りだす」
あし‐ゆ【足湯】
足の疲れや凝りをとるため、ひざから下を湯につけること。脚湯(きゃくとう)。足浴(そくよく)。
あしゆい‐の‐くみ【足結ひの組】
覆いや敷物などが外れないように、机や台の足に結び付ける組みひも。装飾用ともいわれる。「—、花足(けそく)の心ばへなど今めかし」〈源・絵合〉
あし‐ゆび【足指】
足のゆび。そくし。「—の裏の窪みまできれいであらうと思はれた」〈康成・雪国〉
あし‐よわ【足弱】
[名・形動]足が丈夫でないこと。歩く力の弱いこと。また、そのさま。「—な子供連れには歩くのは無理な距離だ」
あしよわ‐ぐるま【足弱車】
車輪が堅固でない車。一説に、足弱の牛が引く歩みの遅い車。「一門は気を失ひ力を落として、—のすごすごと」〈謡・清経〉