あと‐つぎ【跡継(ぎ)/後継(ぎ)】
1 家督を引き継ぐこと。また、その人。跡取り。世継ぎ。後嗣(こうし)。 2 師の学問や芸などを引き継ぐこと。また、その人。後継者。 3 前任者に続いて、その地位に就くこと。また、その人。後任。
あと‐め【跡目】
1 家長としての身分。家督。「—を継ぐ」 2 家督を継ぐこと。また、その人。跡取り。跡継ぎ。「—を立てる」 3 先代の地位を継ぐこと。また、その地位。その地位を継ぐ人。後継者。「派閥の—を争う」
うち‐まご【内孫】
自分の跡取りになる夫婦から生まれた子供。ないそん。⇔外孫(そとまご)。
おお‐との【大殿】
1 《「殿」は建物の意》宮殿や貴人の邸宅の敬称。 2 《「殿」はそこの主たる人物を間接的に表す》 ㋐貴人の当主の父、また、貴人の跡取り息子に対して当主をいう敬称。⇔若殿。 ㋑大臣の敬称。おおいど...
そう‐りょう【総領/惣領】
1 家名を継ぐべき人。家の相続人。跡取り。 2 いちばん初めに生まれた子。長男または長女。 3 律令制以前、重要な国に置かれ、近隣数か国の政務を監督した職。すべおさ。 4 中世、武士の族的結合の...
そえ‐ごし【添へ輿】
葬送のとき、近親の人などが棺をのせた輿に付き添っていくこと。また、その人。「—したる人、さのみ愁ひにも沈まず、跡取りらしき者も見えず」〈浮・一代女・三〉
ちょっけい‐かぞく【直系家族】
親が跡取りの子供夫婦と同居する家族形態。跡取りとの同居を代々繰り返すことで家系が直系的に維持される。世界各地の農村に広くみられ、かつての日本でも一般的であった。
ねつぎ‐ばしら【根継ぎ柱】
1 根継ぎをした柱。 2 一家を継ぐべき人。跡取り。後継者。「年久しく—の男子もなければ」〈浮・三代男・二〉
むす‐こ【息子/息】
《「生(む)す子」の意》 1 親にとって自分の子である男性。せがれ。「跡取り—」「どら—」⇔娘。 2 陰茎の俗称。 [補説]作品名別項。→息子
わか‐との【若殿】
1 貴人の跡取り息子の敬称。⇔大殿(おおとの)。 2 幼い主君の敬称。わかぎみ。