世(よ)に無(な)・し
1 この世に存在しない。死んでこの世にない。「故按察大納言は、—・くて久しくなり侍りぬれば」〈源・若紫〉 2 世の中に二つとない。比べるものがないほどすぐれている。「—・く清らなる、玉のをのこ御...
世(よ)に◦経(ふ)
1 この世に生き長らえる。「花の色はうつりにけりないたづらに我が身—◦経るながめせしまに」〈古今・春下〉 2 出家の身ではなく、俗人として暮らす。「わが身も—◦ふる様ならず、跡絶えて止みなばや」...
よにんのしと【四人の使徒】
《原題、(ドイツ)Die vier Apostel》デューラーの絵画。板に油彩。左右一対の作品。各縦約213センチ、横約76センチ。黒い背景にヨハネとペテロ、パウロとマルコの等身像が描かれる。ミ...
よねだ‐てつや【米田哲也】
[1938〜 ]プロ野球選手。鳥取の生まれ。昭和31年(1956)阪急(オリックスの前身)に入団し、投手として活躍。同32年から同49年まで18年連続二桁(けた)勝利。通算350勝は史上2位。
よのなかへ【世の中へ】
加能作次郎の中編小説。大正7年(1918)、読売新聞に連載。著者自身の少年期の回想に基づく私小説で、著者の代表作。
世(よ)は張(は)り物(もの)
《「張り物」は、外見だけで中身のないもの》世の中は、見栄を張ってわたるのが普通である。世間は張り物。
よば・れる【呼ばれる】
[動ラ下一]《動詞「よぶ」の未然形+受身の助動詞「れる」から》 1 称される。「名人と—・れる」 2 招待される。「結婚式に—・れる」 3 ごちそうになる。また、いただく。「茶漬けを—・れる」「...
よ‐みや【夜宮/宵宮】
祭りの前夜に行う簡単な祭り。本来は真夜中に重要な祭儀が行われていたが、後世は前夜祭または翌日の準備行事とみられる例が多くなった。よいみや。宵祭り。《季 夏》「身にしみて夕風きよき—かな/万太郎」
よもぎ‐の‐かみ【蓬の髪】
《「蓬髪(ほうはつ)」を訓読みにした語》ヨモギのように、ほつれ乱れた髪。「いかにせん—の秋の霜身はいたづらにふりまさりつつ」〈新撰六帖・五〉
寄(よ)らば大樹(たいじゅ)の陰(かげ)
身を寄せるならば、大木の下が安全である。同じ頼るならば、勢力のある人のほうがよいというたとえ。