おお‐ひめぐも【大姫蜘蛛】
ヒメグモ科のクモ。体長4〜8ミリ。腹部は球形に近く、褐・白・黒・緑・黄色などの複雑な模様で、変異が多い。家の中や野外の崖下などに不規則な網を張る。
おお‐るり【大瑠璃】
ヒタキ科オオルリ属の鳥。全長17センチくらい。雄は背面が瑠璃色でのどから胸が黒色。雌は全体に褐色。日本へは夏鳥として渡来、渓流近くで繁殖し、冬季は東南アジアへ渡る。高い木の上で朗らかにさえずる。...
おか‐やどかり【岡宿借/陸宿借】
オカヤドカリ科の陸生のヤドカリ。海岸近くの林床にすみ、甲長3.5〜4センチ。夏、幼生を海に放つときだけ、海中に入る。小笠原・沖縄などに分布。
お‐しま【雄島】
宮城県、松島湾の島。陸に近く渡月橋が架かる。[歌枕]「見せばやな—の蜑(あま)の袖だにもぬれにぞぬれし色はかはらず」〈千載・恋四〉
おし‐よ・せる【押(し)寄せる】
[動サ下一][文]おしよ・す[サ下二] 1 激しい勢いで迫る。「群衆が—・せる」「大波が—・せる」 2 押して一方に寄せる。「机を窓際に—・せる」 3 押してその方に近づける。「御簾(みす)のも...
オストラバ【Ostrava】
チェコ東部、モラバ地方の都市。オドラ川(オーデル川)沿いに位置する。ポーランドとの国境に近く、シュレジエン地方の炭田地帯にあり、製鉄業などの重工業で発展した。国立モラビアシレジア劇場、オストラバ...
おとし‐がけ【落(と)し懸け/落(と)し掛け】
1 床の間や書院窓の上にかけ渡した横木。 2 欄間の下などに取り付ける雲形などの彫り物。 3 木製火鉢の内側の、銅やブリキで作った、灰を入れる部分。落とし。 4 江戸中期、元禄(1688〜170...
おとし‐だな【落(と)し棚】
床の間や書院のわきに作る棚の一種で、地板近くに設けたもの。落とし違い棚。
おとめ‐とうげ【乙女峠】
神奈川・静岡県境にある峠。標高1005メートル。箱根山の稜線(りょうせん)を越える場所で、金時山(標高1213メートル)と丸岳(標高1156メートル)の鞍部(あんぶ)にあたる。箱根越え最古の街道...
オトラル【Otrar】
中央アジアのシルダリア川下流部、アリス川との合流点近くにある古代のオアシス都市の遺跡。現在のカザフスタン共和国南部の町カラタウの近郊に位置する。10世紀から15世紀頃に交易の要衝として栄えた。1...