こう‐せつ【講説】
[名](スル)《「こうぜつ」とも》講義して説明すること。また、その説。特に仏典などについていう。こうぜち。「その郷里の小寺に於て神教を—し」〈中村訳・西国立志編〉
こ‐きょう【故郷/古郷】
生まれ育った土地。ふるさと。郷里。「—へ帰る」「第二の—」「生まれ—」 [補説]作品名別項。→故郷
こくぐんり‐せい【国郡里制】
律令制下の地方行政組織。全国を国・郡・里の三段階の行政区画に編成し、国には国司、郡には郡司、里には里長を置いた。2里以上20里以下を郡とし、里は画一的に50戸を1里とした。→郷里制(ごうりせい)
心(こころ)が残(のこ)・る
すっきりと忘れられず、いまだに気になる。心残りがある。「捨てたはずの郷里に—・る」
こし‐かけ【腰掛(け)】
1 腰を掛ける台。いす。 2 本来の希望を達するまでの間、一時ある職や地位に身を置くこと。「郷里に帰るまでの—に勤める」 3 江戸城内の番士の詰め所。 4 江戸時代、評定所や奉行所で、訴訟人の控...
ごう【郷】
1 いなか。さと。 2 律令制における地方行政区画の最下位の単位「里(り)」を奈良時代に改めた称。初め、国・郡・郷の順であったが、のち、下に村が設けられ、数村を合わせたものをよぶようになった。→郷里制
ごう‐こ【郷戸】
律令制の行政区画で、郷を構成する戸。50戸を1里(郷)とし、班田収授や租・庸・調などの賦課はこの区画を単位とした。→郷里制
ごう‐ちょう【郷長】
律令制で、一郷を管理する長。郷里制施行前の里長にあたる。郷司。さとおさ。
さか‐むかえ【坂迎え/境迎え】
1 旅から郷里に帰る人を、国境・村境などに出迎えて供応したこと。京都の人は伊勢参りなどから帰京する者を逢坂(おうさか)の関まで出迎えた。酒迎え。さかむかい。 2 平安時代、新任の国司が京都から任...
さと‐ごころ【里心】
他家や他郷に出ている者が、実家や郷里を恋しく思う心。「—がつく」