むかう‐の‐さと【無何有の郷】
《「荘子」応帝王から》自然のままで、何の作為もない理想郷。むかゆうきょう。むかうのきょう。
むかゆう‐きょう【無何有郷】
「むかう(無何有)の郷(さと)」に同じ。
む・く【向く】
[動カ五(四)] 1 その方向に正面が位置するようにする。対する。面する。「上を—・く」「東に—・く」 2 その方向を指し示す。「磁石の針は北を—・く」 3 その方向・状態にかたむく。「気が—...
むさしの‐うどん【武蔵野饂飩】
埼玉県西部や東京都多摩地区で食される郷土料理の一つ。太めのうどんを冷やし、熱いつゆにつけて食べる。野菜切れを添えた糧(かて)うどんや、つゆに豚肉を入れる肉汁うどんとして供することが多い。
むしょう‐に【無性に】
[副] 1 ある感情が激しく起こるさま。むやみに。やたらに。「—腹が立つ」「—故郷が恋しい」 2 あとさきを考えずにやみくもに行うさま。むやみに。やたらに。「—めでたがるまい」〈浄・反魂香〉
胸(むね)を張(は)・る
胸をそらせて、自信のある様子をする。得意になる。「—・って故郷へ帰る」
めいじろくねん‐の‐せいへん【明治六年の政変】
明治6年(1873)、征韓論を主張した西郷隆盛・板垣退助ら5人の参議が、内治優先を主張した大久保利利通らとの政争に敗れ下野した事件。その後、西郷らに同調する政治家や官僚・軍人の辞職が相次いだ。征...
めいどのひきゃく【冥途の飛脚】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳元年(1711)大坂竹本座初演。大坂の飛脚問屋亀屋の養子忠兵衛は新町の遊女梅川を身請けするため、公金に手をつけ、梅川とともに故郷新口村(にのくちむら)に...
めいれき‐の‐たいか【明暦の大火】
明暦3年(1657)正月、江戸本郷の本妙寺から出火、江戸城および江戸市街の大半を焼失した大火事。施餓鬼(せがき)に焼いた振袖が火元といわれる。死者10万余、焼失町数800町といわれ、本所回向院(...
め‐がしこ・し【目賢し】
[形ク]早く見つけるさま。目ざとい。「秀郷—・く見とがめて」〈盛衰記・二二〉