ぬ【野】
1 《上代東国方言》「の(野)」に同じ。「千葉の—の児手柏(このてかしは)の含(ほほ)まれどあやにかなしみ置きて高来ぬ」〈万・四三八七〉 2 「の」の甲類音を表す万葉仮名とされる「努」「怒」「弩...
の【野】
1 自然のままの広い平らな地。のはら。「—に咲く花」「—にも山にも若葉が茂る」 2 広々とした田畑。のら。「朝早くから—に出て働く」 3 動植物を表す名詞の上に付いて、そのものが野生のものである...
のうび‐へいや【濃尾平野】
岐阜県と愛知県にまたがる平野。木曽川・長良川・揖斐(いび)川の流域。中心都市は名古屋。
のしろ‐へいや【能代平野】
秋田県北部、米代(よねしろ)川下流に広がる平野。東部は台地、中央部は沖積低地、西部は能代砂丘が広がる。
のぼの【能褒野】
三重県鈴鹿市の西方から亀山市にかけての台地の古称。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の帰途死去したといわれる地。
はこだて‐へいや【函館平野】
北海道南西部、渡島(おしま)半島にある平野。中心地は北斗市で、中心に大野川が流れ、その沖積平野が主で、一部に段丘地形・活断層が見られる。北海道で初めて米作の水田耕作が行われた。大野平野。
はたの【波多野】
姓氏の一。 [補説]「波多野」姓の人物波多野精一(はたのせいいち)
はだの【秦野】
神奈川県南西部の市。秦野盆地にあり、葉タバコの集散地として発展。ラッカセイの産地。内陸工業地帯の一部。丹沢登山の基地。人口17.0万(2010)。
はな‐の【花野】
花の咲いている野。特に、秋草の咲く野。《季 秋》「極楽に行く人送る—かな/荷風」
はびきの【羽曳野】
大阪府中南部の市。ブドウ・イチジクなどの果樹や近郊野菜の栽培が盛ん。住宅地。古市に古墳群がある。人口11.8万(2010)。