アーク‐ろ【アーク炉】
アーク放電を利用した電気炉の一。高熱を得やすく温度制御も容易なため、融点が高い金属の溶解や合金の製造などに用いられる。電弧炉。
イオンか‐けいこう【イオン化傾向】
金属が水溶液中で示す、陽イオンになろうとする傾向。カリウム・カルシウム・ナトリウムなどは傾向が大で、銅・銀・金などは傾向が小。 [補説]主な金属をイオン化傾向の大きい順に並べると次のようになる。...
イオン‐けんびきょう【イオン顕微鏡】
光線の代わりに高電圧で加速されたイオンビームを用いた顕微鏡。1951年に米国の物理学者E=W=ミュラーが発明した電界イオン顕微鏡が有名。陽子、ヘリウム、リチウムなどのイオンを使い、金属の原子配列...
イオン‐こうかんすい【イオン交換水】
水道水や原水に含まれるイオンをイオン交換樹脂によって除去して精製した水。金属などの陽イオンを水素イオンに、また塩素などの陰イオンを水酸化物イオンに置き換える。非イオン性の有機物は除去されない。脱...
イオン‐ビーム【ion beam】
原子から取り出したイオンを高速加速して得られる光線状の流れ。固体に当てると内部にイオンがもぐりこむのを利用して、半導体への不純物注入や集積回路の作製、金属の表面加工などに用いられる。
い‐がた【鋳型】
《古くは「いかた」とも》 1 鋳物を鋳造するときに、溶かした金属を注ぎ入れる型。砂型・金型がある。 2 活字の鋳造のときに、母型(ぼけい)とともに用い、体部を作る型。 3 遺伝の際、転写のもとに...
いくの‐ぎんざん【生野銀山】
兵庫県中央部、朝来(あさご)市にあった銀山。錫(すず)・銅・鉛なども産し、大同2年(807)発見と伝えられる。江戸幕府直轄となり、産出量を誇った。明治以後、三菱金属鉱業の鉱山となり、昭和48年(...
い‐くるみ【鋳包み】
鋳物で、別に鋳造しておいた部分品の柄(え)・脚などを鋳型に入れ、溶かした金属を流し込んで本体に接着する方法。
い‐ぐち【鋳口】
溶かした金属を流し込むための、鋳型の上部にあけた口。
い‐こ・む【鋳込む】
[動マ五(四)]金属を溶かして鋳型の中に流し込む。「溶かした鉄を—・む」