さや‐か【明か/清か】
[形動][文][ナリ] 1 さえて明るいさま。「星が—な光を放つ」 2 音・声がさえてよく聞こえるさま。「振鈴(しんれい)の響—に聞こゆるは」〈樗牛・滝口入道〉 3 さわやかなさま。爽快なさま。...
サラサ‐どうだん【サラサ灯台】
ツツジ科の落葉小高木。近畿以東の山地に自生。6、7月ごろ、釣鐘形の紅がかった白色の花を多数つける。名は花びらのサラサ状の模様に由来。風鈴つつじ。
さるだひこ‐の‐かみ【猿田彦神】
《「さるたひこのかみ」とも》日本神話の神。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨に際し道案内をした怪異な容貌の神。のち、伊勢国五十鈴川のほとりに鎮座したという。日本書紀では衢(ちまた)の神とされ、中世...
さわ‐やか【爽やか】
[形動][文][ナリ]《歴史的仮名遣いは「さわやか」とも》 1 気分が晴れ晴れとして快いさま。さっぱりとして気持ちがよいさま。「朝の—な空気」「—な人柄」《季 秋》「—に日のさしそむる山路かな/...
さん‐かん【三関】
古代、都の防備のために設けられた三つの関所。平城京の時は、伊勢の鈴鹿(すずか)、美濃の不破(ふわ)、越前の愛発(あらち)。平安京に都が移ると、愛発の関が除かれ、近江(おうみ)の逢坂(おうさか)...
さんかん‐こく【三関国】
三関のある国々。特に、鈴鹿(すずか)・不破(ふわ)・愛発(あらち)の三関があった伊勢・美濃・越前の三国。
さんこ‐れい【三鈷鈴】
密教の法具で、取っ手の端が三つまたに分かれている鈴。
さんば‐そう【三番叟】
1 能の「翁(おきな)」で、千歳(せんざい)・翁に次いで3番目に出る老人の舞。直面(ひためん)の揉(もみ)の段と黒い尉面(じょうめん)をつける鈴の段とからなり、狂言方がつとめる。また、その役およ...
しぎ‐けんぽう【私擬憲法】
明治13年(1880)前後に民間で作成された憲法草案。植木枝盛(うえきえもり)の「日本国国憲按」、立志社の「日本憲法見込案」、千葉卓三郎・鈴木安蔵らの「五日市憲法草案」など。
した‐かた【下形】
1 模様などの染め付けに用いる彫刻した板。ひながた。形木(かたぎ)。「御みづからも物の—、絵やうなどをも御覧じ入れつつ」〈源・梅枝〉 2 下地。素地。素質。「大将も、さる世のおもしとなり給ふべき...