はく‐どう【白銅】
1 銅にニッケルを15〜25パーセント加えた合金。銀白色で硬く、展延性・耐食性に富むので、硬貨・装飾品に用いる。 2 「白銅貨」の略。
はん‐どう【飯銅/飯胴】
唐物(からもの)茶入れの一。広口で、禅家で使う飯器の形に似ているもの。
ふん‐どう【分銅】
1 秤(はかり)で物の重量をはかるとき、重量の標準として用いるおもり。金属製で、円筒状・釣鐘状などに作られている。法馬(ほうま)。ふんどん。 2 金や銀の塊を分銅形に鋳造したもの。蓄えて不時の用...
ふん‐どん【分銅】
「ふんどう(分銅)」の音変化。「次郎さんといふ色男の金持ちが、しっかり—を押せえてゐるを」〈人・契情肝粒志〉
ベリリウム‐せいどう【ベリリウム青銅】
⇒ベリリウム銅
ベリリウム‐どう【ベリリウム銅】
銅にベリリウムを0.5〜3パーセント程度加えた合金。時効硬化により高い強度が得られるほか、ベリリウムが1パーセント以下の合金は電気伝導率が高い。また、火花が出にくいため、油田などの危険な環境での...
ほう‐どう【砲銅】
⇒砲金(ほうきん)
むさんそ‐どう【無酸素銅】
酸素を含まない高純度銅。酸化銅や脱酸剤を含まない銅をさす。真空中、または窒素および一酸化炭素の混合ガス中でつくられる銅は特に電気伝導度が高く、OFHC銅(oxygen free high con...
りゅうか‐どう【硫化銅】
銅の硫化物。 1 硫化銅(Ⅰ)。金属光沢のある暗灰色の結晶。天然には輝銅鉱として産する。化学式Cu2S 2 硫化銅(Ⅱ)。黒色の粉末または結晶。天然には藍銅鉱(らんどうこう)として産する。化学式CuS
りゅうさん‐どう【硫酸銅】
銅の硫酸塩。 1 硫酸銅(Ⅱ)。無水和物は白色の粉末。水を吸収して五水和物になりやすい。五水和物は青色の結晶で、胆礬(たんばん)ともいい、酸化銅を希硫酸に溶かして作る。ボルドー液・青色顔料・防腐...