のこぎり‐くわがた【鋸鍬形】
クワガタムシ科の甲虫。体長は雄で約3〜7センチ。体は黒褐色または赤褐色で、成長した雄のあごは角状に長く伸び、内側に鋸歯(きょし)をもつ。北海道から九州にかけて、また朝鮮半島などに分布。
のこぎり‐ざめ【鋸鮫】
ツノザメ目ノコギリザメ科の海水魚。全長約1.5メートル。吻(ふん)は長く伸び、その両側に鋭いとげが並んで鋸状をし、中央部付近に一対のひげがある。体色は黄褐色で腹面は淡い。吻で魚を殺し、また海底を...
のこぎり‐そう【鋸草】
キク科の多年草。中部以北の山地の草原に生え、高さ60〜90センチ。葉は鋸の歯のように切れ込んでいる。夏から秋、淡紅色か白色の小さな頭状花を多数密につける。はごろもそう。《季 夏》「国境に—などあ...
のこぎり‐ば【鋸歯】
鋸の歯。また、鋸の歯のようにぎざぎざになっているもの。きょし。
のこぎり‐ばん【鋸盤】
鋸を動力で動かし、木材・石材・金属を切断する機械。
のこぎり‐びき【鋸引き/鋸挽き】
1 鋸で木などをひき切ること。 2 罪人の首を鋸で切る極刑。戦国時代には実際に首を引き切ったが、江戸時代には形式化し、2日間晒(さら)しのうえ磔(はりつけ)とした。主殺しなどの大罪人に科した。
のこぎり‐やし【鋸椰子】
ヤシ科の常緑低木。北アメリカ南部の原産。葉柄にのこぎり状のとげがある。果実に含まれる成分は前立腺肥大症の治療薬として用いられる。ソーパルメット。
のこぎり‐やね【鋸屋根】
片流れの屋根が連続し、鋸の歯のような形をした屋根。工場など広い面積に均等に採光したい場合に用いる。
のこぎり‐やま【鋸山】
千葉県、房総半島南部の山。浦賀水道を望み、山頂が鋸の歯のような形を呈している。標高329メートル。
のこ‐くず【鋸屑】
「のこぎりくず」の略。