ひとつばし【一橋】
姓氏の一。徳川御三卿の一。8代将軍徳川吉宗の四男宗尹(むねただ)が江戸城一橋門内に屋敷を与えられて創始。11代将軍家斉(いえなり)、15代将軍慶喜(よしのぶ)を出した。 [補説]「一橋」姓の人物...
ひとつめ‐こぞう【一つ目小僧】
額に目が一つしかない妖怪。関東・東北地方では事八日(ことようか)の夜に来るといって、目の多いかごを門口に高く立てて追い払う行事をする。目一つ小僧。大眼(だいまなこ)。
ひと‐で【海星/人手/海盤車】
1 ヒトデ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。ふつう5本の腕をもち、扁平な星形の五角形をし、外面は多数の小骨板からなり、硬いが曲げることができる。腹面に口があり、肛門は背面に開く。腕の下面にある管足...
ひとよ‐づま【一夜妻/一夜夫】
1 (一夜妻) ㋐一晩だけ関係を結んだ相手の女性。また転じて、遊女・娼婦。いちやづま。 ㋑織女星。 2 (一夜夫)一晩だけ関係を結んだ相手の男性。「我が門に千鳥しば鳴く起きよ起きよ我が—人に知ら...
ひと‐わる【人悪】
[名・形動]性質の悪いこと。たちの悪いこと。また、そのさまや、そのような人。「—な嬢様(じょうさん)の」〈緑雨・門三味線〉
ひ‐どう【非道】
[名・形動] 1 人としてのあり方や生き方にはずれていること。また、そのさま。「—な仕打ち」「極悪—」 2 専門外のこと。「この道に至らんと思はん者は、—を行ずべからず」〈花伝・序〉
ひ‐なか【日中】
1 日のあるうち。昼間。にっちゅう。「昼—」 2 半日。「門の外にわしを—程待たせて」〈浄・本田善光日本鑑〉
ひ‐なが【日長/日永】
春になって、昼間が長く感じられること。また、その時節。「春の—」《季 春》「うら門のひとりでにあく—かな/一茶」
ひにん‐がしら【非人頭】
非人1の取り締まりにあたった者。江戸では、弾左衛門(だんざえもん)の配下に属した。
ひのうつわ【悲の器】
高橋和巳の長編処女小説。エリート大学教授がスキャンダルから転落していく様を描く。昭和37年(1962)、第1回文芸賞長編部門受賞。昭和38年(1963)ドラマ化。