かど‐びゃくしょう【門百姓】
地主の門わきの長屋などに住み、地主の雑用を務めるかたわら小作をした農民。門屋(かどや)。
かど‐べ【門辺】
門のほとり。門のそば。
かど‐べ【門部】
律令制で、衛門府に属し、宮中諸門の取り締まりに当たった武官。
かどま‐し【門真市】
⇒門真
かど‐まつ【門松】
正月に家の門口に立てる飾りの松。元来、年神(としがみ)の依(よ)り代(しろ)であったとみられる。中世以降、竹を添える場合が多い。かどのまつ。まつかざり。《季 新年》「—の雪のあたたかに降りにけり...
門松(かどまつ)は冥土(めいど)の旅(たび)の一里塚(いちりづか)
《一休の狂歌で「めでたくもありめでたくもなし」と続く》めでたい門松も、それを立てるたびに年を重ねるから、次第に死に近づく標示ともみられるということ。正月は冥土の旅の一里塚。
かど‐もり【門守】
門番。「厳かなる装したる—立てり」〈鴎外訳・即興詩人〉
かど‐や【門屋】
1 門に付属して建てられた小屋。 2 「門百姓(かどびゃくしょう)」に同じ。 3 下男・作男、月経中の女子、産婦、忌中の喪主などが住む小屋。
かど‐わき【門脇】
門のわき。門のそば。
門(かど)を広(ひろ)・ぐ
一族を増やす。また、一門を栄えさせる。「そこにこそは門は広げ給はめ」〈源・幻〉