かけ‐こも・る【掛け籠もる】
[動ラ四]鍵を掛けて、閉じこもる。「睡(ねぶ)たければ、昼も—・りて」〈徒然・六〇〉
から【殻/骸】
《「空(から)」と同語源》 1 動物のからだや植物の実・種子をおおう堅いもの。「卵の—」 2 動物や昆虫が脱皮したあとの外皮。ぬけがら。「セミの—」「もぬけの—」 3 主要な部分や中身がなくなっ...
こも・る【籠もる/隠る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐中に入ったまま外に出ないでいる。引きこもる。「山に—・る」「書斎に—・って執筆する」 ㋑外とのつながりを断って、中に深く入り込む。閉じこもる。「自分の殻に—・る」「陰(い...
さし‐こも・る【鎖し籠もる】
[動ラ四]門や戸を締めきってひきこもる。閉じこもる。「ことながき物忌みに—・りたるほどに」〈かげろふ・上〉
しろ【城】
1 敵襲を防ぐための軍事施設。古代には朝鮮・蝦夷(えぞ)対策のために築かれ、中世には自然の要害を利用した山城(やまじろ)が発達したが、このころのものは堀・土塁・柵(さく)などを巡らした簡単な施設...
たれ‐こ・める【垂れ込める/垂れ籠める】
[動マ下一][文]たれこ・む[マ下二] 1 雲などが低く垂れてあたりを覆う。「雨雲が—・める」 2 とばりやすだれなどを下ろして閉じこもる。家の中に閉じこもって外へ出ない。「二人は、奥二階の八畳...
ちっ・す【蟄す】
[動サ変] 1 冬に虫が地中にこもる。「潜竜(せんりょう)は三冬に—・して」〈太平記・四〉 2 世を逃れ閉じこもる。ひきこもる。「しばらくここに—・すと言へども」〈読・弓張月・後〉
ちつ【蟄】
[音]チツ(慣) 1 虫が土中で冬ごもりする。「啓蟄」 2 人が家の中に閉じこもる。「蟄居」
ひき‐こも・る【引(き)籠もる】
[動ラ五(四)] 1 家や部屋に閉じこもる。「書斎に—・る」 2 世間から身を引いて静かに暮らす。「田舎に—・る」
ひた‐やごもり【直屋隠り】
[名・形動ナリ]ひたすら家の中に閉じこもること。また、そのさま。「けしきばめる消息(せうそこ)もせで、いと—に情なかりしかば」〈源・帚木〉