かい‐めい【開明】
[名](スル)人間の知識が進み、文化が発展すること。また、文化が進んだ状態にあること。開化。「—の今の欧洲の眼を以って見れば」〈福沢・学問のすゝめ〉
かい‐めん【開綿】
綿糸紡績工程の一。解綿・混綿の次に、綿の繊維をのばし広げると同時に、短繊維やごみなどを取り除く作業。
かい‐もう【開毛】
毛糸紡績・紡毛紡績工程の一。洗毛工程の次に、獣毛から不純物を取り除き、もつれをほぐす作業。
かいもくしょう【開目鈔】
鎌倉時代の仏教書。2巻。日蓮著。文永9年(1272)成立。佐渡の配所での述作。受難の理由を深く考察したところから出発し、法華(ほっけ)精神の解明をしたもの。
かい‐もん【開門】
[名](スル)門を開くこと。⇔閉門。
かいもん‐だけ【開聞岳】
鹿児島県、薩摩(さつま)半島南端付近にある円錐形の火山。標高924メートル。薩摩富士。
かいよう‐まる【開陽丸】
江戸幕府が所有していた軍艦。排水量約3000トン。文久2年(1862)オランダに発注、慶応3年(1867)横浜に回航された。翌年、幕府倒壊時に榎本武揚らを乗せて北海道へ脱出、荒天のため江差沖で座...
かい‐らく【開落】
花の開くことと落ちること。「百花の—送り迎えて」〈荷風・腕くらべ〉
かいらん【開灤】
中国河北省東部にある、華北最大の炭田。カイロワン。
かい‐りゅう【開立】
[名](スル)ある数の立方根を求めること。立方に開くこと。かいりつ。