やど‐ふだ【宿札】
1 江戸時代、大名・旗本などが宿泊する本陣や脇本陣の門または宿の出入り口に、宿泊者の名を書いて掲げた札。関札(せきふだ)。しゅくさつ。 2 姓名などを記し、門口に掲げて、その人の住居であることを...
やながせ【柳ヶ瀬】
滋賀県北部、長浜市の地名。北国街道の要地にあり、賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いで柴田勝家が陣地とした。 岐阜市内中央部にある繁華街。柳ヶ瀬通り。
やまし・い【疚しい/疾しい】
[形][文]やま・し[シク]《動詞「や(病)む」の形容詞化》 1 良心がとがめる。後ろめたい。「何も—・いことはしていない」 2 病気であるような気がする。気分が悪い。〈和英語林集成〉 3 不満...
やり‐じるし【槍印/槍幟】
槍の印付(しるしづ)けの環につけて家名を明らかにした、小切れ・白熊(はぐま)などのしるし。戦陣や外出のときに用いた。
ヤン
前川康男の児童文学作品。自身の学徒出陣の経験をもとに、戦争に翻弄される中国人少年ヤンの姿を描く。昭和42年(1967)刊行。第15回サンケイ児童出版文化賞受賞。
ゆうそく‐こじつ【有職故実】
朝廷や公家の礼式・官職・法令・年中行事・軍陣などの先例・典故。また、それらを研究する学問。平安中期以後、公家や武家の間で重んじられた。
ゆうはつ‐ぶんべん【誘発分娩】
妊娠42週を経過して出産が始まらない場合(過期妊娠)や胎盤の機能低下が見られる場合などに、陣痛誘発剤などの薬剤や子宮口を開く器具を使用して分娩を誘発させること。
ゆうびんほうち‐しんぶん【郵便報知新聞】
明治5年(1872)前島密(まえじまひそか)らが創刊した日刊新聞。矢野竜渓・尾崎行雄・犬養毅らを執筆陣に民権派政論新聞として発展。同27年報知新聞と改題。
ゆみ‐かくし【弓隠し】
戦陣で、射手の姿を隠すために設けるむしろ張り。
ゆら・う【緩ふ】
[動ハ下二] 1 一つところにとどまる。「後陣はいまだ興福寺の南大門に—・へたり」〈平家・四〉 2 進行することをとどめる。ひかえとどめる。「しばらく神輿(しんよ)を—・へたり」〈盛衰記・四〉