はちまん‐だいぼさつ【八幡大菩薩】
八幡神に対する称号。神仏習合によって起こり、八幡神の本地を菩薩としたもの。
[副]《八幡大菩薩に誓って、の意から》必ず。断じて。決して。「—、是非に貰はねばきかぬ」〈難波鉦・六〉
はっこうださんしのほうこう【八甲田山死の彷徨】
新田次郎による長編の山岳小説。明治35年(1902)に発生した旧日本陸軍の八甲田雪中行軍遭難事件をモデルとする。昭和46年(1971)刊行。昭和52年(1977)、森谷司郎監督により「八甲田山」...
はっぽう‐びじん【八方美人】
《どこから見ても難点のない美人の意から》だれに対しても如才なく振る舞うこと。また、その人。非難の気持ちを込めて用いることが多い。
はっぽう‐よし【八方好し】
どこから見ても欠点のないこと。また、その人。「難波女に姿の足らはぬ所なしとて、—といふ者あり」〈浮・諸艶大鑑・六〉
はつ【撥】
[音]ハツ(漢) バチ(慣) [訓]はねる 〈ハツ〉 1 はねる。はねかえす。「撥音・撥弦楽器/挑撥・反撥」 2 治める。「撥乱」
〈バチ〉楽器の弦をはねて鳴らす具。「撥音(ばちおと)」 [...
はつ【髪〔髮〕】
[常用漢字] [音]ハツ(漢) [訓]かみ くし 〈ハツ〉 1 頭の毛。かみ。「遺髪・有髪(うはつ)・金髪・結髪・散髪・束髪・断髪・長髪・剃髪(ていはつ)・怒髪・頭髪・白髪(はくはつ)・弁髪(...
はつ‐すがた【初姿】
1 新年の装いをした姿。 2 初めての装いをした初々しい姿。「六つや難波にこの身沈めて…十や十五の—」〈浄・阿波鳴渡〉 [補説]書名別項。→はつ姿
はつ‐たり【初垂り】
製塩のとき最初に垂れた塩の汁。一説に、塩を焼く直前の濃い塩水。「おしてるや難波の小江(をえ)の—を辛(から)く垂れ来て」〈万・三八八六〉
はなし【話】
1 言葉を交わすこと。会話。談話。また、声を出して言うこと。「—が尽きない」「こそこそ—」 2 筋をたてて述べること。また、その内容。「—のうまい人」「ためになる—」 3 話題。「—は変わります...
はな‐の‐あに【花の兄】
《他の花に先立って咲くところから》梅のこと。「花の中にも始めなれば、梅花を—ともいへり」〈謡・難波〉