ゆうぜん【祐善】
狂言。舞狂言。旅の僧が京都五条油小路の庵(あん)で雨宿りしていると、狂死した傘張り祐善の亡霊が現れ、最後のありさまを謡い舞う。
ゆう‐だち【夕立】
1 夏の午後に降る激しいにわか雨。雷を伴うことが多い。白雨(はくう)。《季 夏》「—や草葉を掴(つか)むむら雀/蕪村」 2 夕方になって、風・雲・波などの起こり立つこと。「—の風にわかれて行く雲...
ゆうづき【夕月】
横瀬夜雨の詩集。明治32年(1899)刊行。
ゆえ‐な・い【故無い】
[形][文]ゆゑな・し[ク] 1 何の理由もない。いわれがない。「—・い寂しさ」「—・くして咎めを受ける」 2 風情がない。趣がない。「大納言はむげに—・くは詠み給はじ」〈今昔・二四・三二〉 3...
ゆき【行き/往き】
1 目的地に向かって行くこと。また、その時や、その道筋。いき。「—は飛行機にする」「—は雨に降られた」⇔帰り。 2 地名のあとに付けて、そこが乗り物の進む目的地であることを表す。いき。「大阪—」...
ゆき‐あそび【雪遊び】
雪で遊ぶこと。また、雪合戦や雪ころがしなどの遊び。《季 冬》「母織れる窓の下なる—/爽雨」
ゆき‐がて【雪糅】
雪がまじっていること。雪まじり。「神無月時雨ばかりは降らずして—にさへなどかなるらむ」〈中院本後撰・冬〉
ゆき‐たけ【裄丈】
1 着物の裄と丈。また、裄の長さ。 2 物事の程度・分量。たか。いきたけ。「—かまわず、随分と馬鹿を尽しました」〈緑雨・おぼろ夜〉
ゆき‐まじり【雪交じり/雪雑じり】
雨や風に雪がまじること。
ゆき・みる【行き廻る】
[動マ上一]行ってあちこちめぐる。行きめぐる。「明日香川—・みる岡の秋萩は今日降る雨に散りか過ぎなむ」〈万・一五五七〉