よこ‐なぐり【横殴り】
1 横の方から殴りつけること。横つらを殴りつけること。 2 風雨が横から強く吹きつけること。「—の雨に打たれる」 3 手荒くすること。乱暴にすること。「自分の啖を—に拭きとって」〈横光・春は馬車...
よこ‐ぶり【横降り】
雨や雪が強風のために横から吹きつけるように降ること。
よ‐さめ【夜雨】
夜降る雨。やう。
よ‐ざる【夜猿】
オマキザル科の哺乳類。体長約30センチ。真猿類中では唯一の夜行性で、大きな目をもつ。中央アメリカから南アメリカの熱帯降雨林に生息。
よしのちょうたいへいき【吉野朝太平記】
鷲尾雨工による長編小説。全6巻。楠木正儀を中心に、南北朝の動乱期を描く大河小説。昭和10年(1935)から昭和15年(1940)に刊行。第1巻・第2巻が昭和10年(1935)、第2回直木賞受賞。
よしわら‐すずめ【葦原雀】
1 ヨシキリの別名。《季 夏》「門出吉し田よしと—かな/一茶」 2 《ヨシキリのやかましい鳴き声から》口数が多くうるさい人。おしゃべり。「—口々に科(とが)の善し悪し夕時雨」〈浄・八百屋お七〉
よそ‐め【余所目】
1 よそから見たところ。はたの見る目。よそみ。「—をはばかる」「—には楽に見える仕事」 2 よそのことのように見ること。傍観すること。「自分で拵えた此一場の架空劇を—に見て」〈漱石・明暗〉 3 ...
よ‐てき【余滴】
1 残りのしずく。筆先に残った墨のしずく、飲み残りの杯のしずく、雨のあとのしたたりなど。残滴。余瀝(よれき)。 2 何かをしたあとに残された副次的な事柄。
よね‐やま【米山】
新潟県の柏崎市と上越市との境にある山。標高993メートル。山頂に雨乞い祈願の米山薬師がある。西廻り航路の目印とされた。
よ‐ぶり【夜振り】
夏の夜、カンテラやたいまつをともし、寄ってくる魚をとること。火振り。《季 夏》「雨後の月誰(た)そや—の脛(はぎ)白き/蕪村」